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ベトナム教育訓練省は、経済協力開発機構(OECD)が実施した「生徒の学習到達度調査(PISA)2025」の速報値を発表した。調査は全国194校の15歳の生徒7353人を対象に行われ、今回初めて完全なCBT(Computer Based Testing)方式へと移行した。全体の平均点は科学が457点、コンピュータを用いた問題解決が461点、数学が443点、読解力が392点となった。
実生活に必要な基礎的知識を示す「レベル2」以上の達成率は、科学が71%(OECD平均74%)、数学が58%(同65%)だった一方、読解力は41%(同69%)にとどまり、約59%の生徒が基礎水準に達していないことが判明した。また、読解力において、高度な情報処理や批判的思考が可能な「レベル5」と「レベル6」に達した生徒は、ほぼ0%にとどまり、課題が浮き彫りとなった。
一方で、経済的に恵まれない環境の生徒も科学では高い得点を記録したほか、生徒の学習意欲や教員の支援体制の高さが評価された。日常的な生成AIの活用率が9割前後に達する半面、情報の検証教育の遅れも課題とされ、教育訓練省は全教科での読解力育成やAIの安全利用指導を強化する方針を示している。
前回の2022年調査(筆記形式)においてベトナムは、科学が35位(平均472点)、読解力が34位(同462点)、数学が31位(同469点)だった。教育訓練省は、今回のCBT方式への変更に伴い必要な操作スキルや画面上のデータ処理が変化したことから、過去調査との単純な点数比較で教育品質の優劣を結論付けるべきではないとしている。
なお、2025年調査で日本は科学が5位(平均538点)、数学が5位(同525点)、読解力が3位(同503点)となり、いずれも高水準だった。
・ OECD生徒の学習到達度調査、ベトナムは「数学的リテラシー」で31位 (2023/12/08)
・ OECD生徒の学習到達度調査、ベトナムは72か国中8位―日本2位 (2016/12/09)

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