不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)によると、ベトナムを訪れる外国人観光客の減少により、ハノイ市の高級ホテルの客室稼働率が低下している。
上半期(1~6月)にハノイを訪れた外国人観光客は前年同期比26%減の延べ51万8000人にとどまっており、この傾向は少なくとも今年いっぱい続くとみられている。第2四半期(4~6月)の客室稼働率は、5つ星ホテルが前年同期比15%減の50%、4つ星ホテルと3つ星ホテルはいずれも前年同期比25%減の39%と43%にまで落ち込んでいる。
平均客室単価(ADR)も前年同期に比べ減少しており、5つ星ホテルが3%減の150米ドル(約1万4200円)、4つ星ホテルが10%減の67米ドル(約6300円)、3つ星ホテルが5%減の37米ドル(約3500円)となっている。