観光総局によると、今年通年の外国人訪問者数は前年より11%少ない約380万人にとどまるが、国内の観光客数は前年比19%増の約2500万人に達するため、観光収入は前年比6.5~9%増の68兆~70兆ドン(約3350億~3450億円)に上る見込みだという。
アジア太平洋観光協会(PATA)は今年アジア太平洋を訪れた外国人訪問者数の平均減少率は5%と報告しており、ベトナムの減少率はこれを大幅に上回っている。
観光総局は来年の見通しについて、外国人訪問者数は今年に比べ18~21%増の450万~460万人、国内観光客数は約2800万人と強気の予想を示している。これに対し、多くの旅行会社は「フランス・イタリア・英国などからの訪問者数が回復しつつあるが、来年は2008年並み(425万人)に戻る程度ではないか」と話している。