ベトナム航空はこのほど、2010年1月1日から航空券にかかる付加価値税(VAT)の税率を現行の5%に代えて10%を適用すると発表した。これにより、国内線のエコノミークラスの航空券料金は1万4000~8万1000ドン(約70~400円)値上がりすることになる。
2009年1月1日に施行されたVAT法は、航空券のVAT率を10%と規定している。しかしベトナム航空は2009年の航空券料金としてVAT率5%の料金を設定し各代理店に通達してしまったため、この1年間乗客に代わって差額のVATを負担してきたという。
また、これまで国内線の航空券料金はVATを含んだ額で表示されていたが、2010年からは航空券のみの料金表示となる。ただし、利用者は航空券を購入する際にVAT相当額を支払う必要がある。