オーストラリアの格安航空会社ジェットスター航空はこのほど、香港を拠点とする英系キャセイパシフィック航空、キャセイパシフィック航空の子会社である香港ドラゴン航空の2社との間で乗り継ぎに関する提携合意書に調印した。これにより、ジェットスターとベトナムの格安航空会社ジェットスターパシフィック(JPA)の利用者は、キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空が運航する路線の予約もできるようになる。27日付サイゴンタイムズ紙電子版が報じた。
現在、キャセイは香港~ホーチミン市間、ドラゴンは香港~ハノイ間の路線を運航している。両社はまた、香港とオーストラリア、ニュージーランド、北アジア地域を結ぶ路線も運航中だ。
ジェットスターによると、今回の提携で香港・中国とジェットスター便が就航しているオーストラリアやアジアの各都市、香港・中国とJPAが就航しているベトナム国内の各都市を結ぶ路線で乗り継ぎサービスを提供できるようになるという。
ジェットスターはオーストラリアのカンタス航空の子会社。カンタス航空は現在JPA株の27%を保有しており、JPAの筆頭株主である国家資本投資経営総公社(SCIC)との間でJPA株を30%まで買い進めることで合意している。