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ザライ省のホイバン温泉、自然の地熱で絶品「温泉卵」体験

2026/06/27 10:18 JST配信
(C) thanhnien
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 南中部地方ザライ省ホアホイ村(旧ビンディン省フーカット郡)にあるホイバン温泉(Suoi nuoc nong Hoi Van)では、火を使わずに自然の地熱だけで卵を茹でるというユニークな体験ができ、多くの観光客の好奇心を掻き立てている。壮大な滝や絶景があるわけではないが、大地の恵みを感じられる素朴なスポットとして注目を集めている。

古くから伝わる神秘の泉

 ホイバン温泉はザライ省の中心部から北西に約40km離れた平野部に位置している。遠くからでも、水面から絶えず立ち上る白い湯気によってその場所を確認できる。

 以前は旧ビンディン省フーカット郡に属していたこの温泉は、阮(グエン)朝(1802~1945年)時代の有名な地理書「大南一統志(Dai Nam nhat thong chi)」にも記録が残る、歴史ある泉だ。

 また、学者クアック・タンの著書「ビンディンの山水(Nuoc non Binh Dinh)」では、お椀型の深い窪みの底から絶えず熱湯が湧き出し、周囲の冷たい水と混ざり合って流れていく様子が詳細に描写されている。

大自然の地熱で味わう絶品「温泉卵」

 週末になると、近隣から多くの人がこの地を訪れる。ガスや電気は一切不要で、鶏卵やウズラの卵をネットに入れ、最も熱いお湯が湧き出ている場所に沈めるだけでよい。8~10分ほどで絶妙な半熟の温泉卵ができあがる。もっとしっかり火を通したい場合は、さらに数分沈めておく。

 実際に体験した観光客は、自然の地熱で調理された卵のまろやかな味わいと自然な風味に驚き、このシンプルな活動がいかに特別であるかを語っている。

癒やしと伝説が息づく場所

 ホイバン村落に住む地元住民によると、この温泉は昔から地域の生活に欠かせないもので、寒い時期には湯浴みのためにお湯を持ち帰ることもあったという。また、フランス植民地時代には皮膚病が治癒したという噂が広まり、聖母が降臨して民を病から救ったという伝説まで生まれた。

 科学的な裏付けはないものの、こうした神秘的な言い伝えがホイバン温泉を世代を超えて知られる名所にしている。

 源泉周辺は非常に高温で火傷の危険があるため注意が必要だが、現在でも足湯や手つかずの自然を楽しむ癒やしの場として愛されている。観光客の増加に伴い、地元住民が卵や軽食を販売するなど、新たな観光サービスの発展という恩恵ももたらしている。

[Thanh Nien 11:02 05/06/2026, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
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