2003年から発掘されている遺跡群。1010年から1804年までほぼ一貫してベトナム諸王朝がここに都を置いたため、各時代の遺跡が重なっているのが特徴。2010年8月にユネスコの世界文化遺産に登録された。
フランス植民地時代に建設されたフランス式家屋や官舎、公共施設が密集している地区で、緑の木製ドア・窓や黄色い壁が特徴。
◇バクダン通り、チャンティエン通り、レタントン通り、チャンニャンチョン通り、グエンフイトゥ通りに囲まれている区画:今は国防省ゲストハウスや108軍医病院、フーギ病院の施設として使われているフランス式建築物などが数多く残されている。
◇ファンディンフン通り、フンブオン通り、ホアンジエウ通り、ディエンビエンフー通り、レホンフォン通り、チューバンアン通り、チャンフー通りに囲まれている区画:幅の比較的大きな路面で、並木が多くフランス北部のビラ式住宅をイメージした設計のある家屋がずらりと並んでおり、この中には国家主席官邸もある、
◇ホアンキエム湖の南にあるチャンティ通り、チャンティエン通り、チャンフンダオ通り、ファンボイチャウ通り、ファンチューチン通りに囲まれている区画:中にはフランス・パリにある歌劇場「ガルニエ宮(Palais Garnier)」をモデルとしたハノイオペラハウスがある。
パリのノートルダム大聖堂をモデルとして1884~1888年に建設された中世ヨーロッパのゴシック建築の大聖堂。 大司教館の敷地に隣接し、ホアンキエム区にある。本家ノートルダム大聖堂同様、ファサードは双塔から成る。なお、塔の高さは64.5メートル。
ハノイ市の中心に位置する湖。公園として整備され、市民の憩いの場となっている。湖の真ん中には玉山祠がある。
細い路地が入り組み、古い街並みが続くホアンキエム湖北側の地域。一部が歩行者天国になっている。これらの通りには18~19世紀に建てられた歴史的建造物や遺跡が数多く存在している。「ハノイ36通り」と親しみを込めて呼ばれ、それぞれの通りには「銀通り」「綿通り」「漢方薬通り」など、かつてそこで盛んに販売されていた商品の名が付いている。但し、現在では通りの名と実際の商店の並びは必ずしも一致しない。
一年中冷房の効いた部屋に永久保存処置を施された故ホー・チ・ミン国家主席の遺体が安置されている廟。1975年に完成したホーチミン廟は、軍隊によって厳重に警備されており、廟の内部では私語や写真撮影が禁止されている。 ホー・チ・ミン主席は生前、火葬か海への散骨を望んでいたが、その政治的価値から遺体の永久保存が決まった。
政治犯を収容するためフランス政府が1896年に建設した監獄。ベトナム戦争時にはアメリカ兵の捕虜収容所としても使用され、皮肉を込めて「ハノイヒルトン」と呼ばれた。1990年代に取り壊されており、現在は一部が博物館となっている。
フランス植民地時代に建設された、紅河に掛かるハノイ市街と東部を結ぶ橋。ベトナム戦争時は補給路を断つため、何度も爆撃されたがその度に修復されてきた。現在でも現役の橋として使われている。
ハノイのシンボルの一つ。湖の水面に浮かぶ蓮の花をイメージした独特な設計。1049年に建立されたベトナム最古の仏教寺院の一つ。建物の屋根の各エッジの長さは何れも3メートルで、高さ4メートル直径1.3メートルの柱の上に立っている。
1070年に建てられた、孔子をはじめとする儒教の賢人を祀る廟堂で、ベトナムの文化と儒教文化の象徴となっており、ベトナム最古の大学があった場所としても知られる。文廟には、1442~1779年のレ(黎)朝・マク(莫)朝時代に行われた高級官吏の登用試験である科挙の合格者(進士)の氏名と出身地を刻んだ82の石碑(進士題名碑)があり、これらの石碑は2011年にユネスコの世界記録遺産に登録されている。敷地内にある奎文閣はハノイ市のシンボルの一つとなっている。
農閑期の農民の娯楽が芸術にまで昇華したもの。伝統音楽に合わせ、多くの人形が水上で劇を披露する。外国人観光客の間でも人気を集めている。
陶器の生産では国内最古の歴史を持つ陶芸村。ハノイ市中心部から20キロのザーラム郡にある。
ハノイの名物料理。味付けして炭火で焼いた豚ばら肉と肉団子、紫蘇やバジルといった香草とレタス、これらと共に、米で作られた麺(Bun)を、青いパパイヤ入りのヌックマム(魚醤)につけて食べる。
ベトナム料理を代表する平打ちの米麺で、高級レストランから街角の屋台まで、至る所で作られており、朝昼晩の3食全てで食べられる国民的料理。紅河デルタ地方ナムディン省で生まれたが、ハノイの名物料理として広く知られるようになった。鶏や牛から出汁を取ったあっさりしたスープに米麺を入れ、鶏肉や牛の薄切り肉、肉団子などを載せた米麺スープ。レモンの絞り汁、チリソース、唐辛子、薄く切られたニンニクをつけ込んだ酢などを加えて仕上げる。南部のフォーは甘めの味付けで、たっぷりのハーブ、コリアンダー、ニラ、唐辛子、モヤシなどをトッピングして食べるが、ハノイのフォーは肉の他はネギを入れる程度のシンプルな盛りつけとなっている。
ラムの葉(タデ科の香草の一種)、千切りにした鶏の胸肉、細く切った豚肉のハムと目玉焼きをトッピングにした小さなビーフンスープ。酢、唐辛子、ニンニク、マムトム(エビを発酵させたタレ)をお好みによって追加して食べる。あっさりとした風味。
味付けした魚を炭火焼した後、油で揚げたハノイの名物料理。一般的に骨が少なく風味がよいラン魚(ナマズ一種)で作られることが多い。地元住民がティーラー(Thi la)と呼ぶセリ科の香草やネギと一緒に食べる。
タニシのだし汁に辛味を加え、タニシやスライスしたトマトをふんだんに使ってトッピングしたピリ辛のビーフンスープ。タニシは、おろし生姜と唐辛子の入ったピリッと辛いヌックマム(魚醤)につけて食べる。
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