ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第5回】ホーチミン市地区別住宅事情~1区編~

2015/07/14 15:23 JST配信

皆様、こんにちは!!

ホーチミンの賃貸不動産、売買不動産を取り扱うエヌアセットベトナムの西村です。

今回からホーチミン市の代表的な地区の住宅事情について説明いたします。まず初回は、ホーチミン市の政治・経済・観光の中心地ともいえる1区についてです。

1区の紹介

1区はホーチミン市の中心区です。官公庁や、日系企業も含めた多くの企業が事務所を構えています。高層のオフィスビル、商業ビル、サービスアパートメントなどが立ち並んでおり、観光地の中心でもあるので、代表的なホテルなども点在しています。

1区では、主に高級サービスアパートメントとローカルアパートメントが数多く供給されており、最も価格差が激しい地区のひとつともいえます。

また、日本食レストランや、日系のコンビニなどもあり、日本人にとっては便利な地区です。

1区に在住する日本人は単身者が多く、ファミリータイプとなると高級サービスアパートメントになってしまうため、充分な法人手当が付与されている駐在員に限られているのが現状です。

以下、一例として代表的な物件をご紹介をします。

サービスアパートメント

■Saigon Sky Garden(サイゴンスカイガーデン)■

住所:20 Le Thanh Ton, Dist 1, Ho Chi Minh City

伊藤忠商事が出資し、合弁会社にて所有・運営・管理を行っている日系サービスアパートメント。現地にお住まいの方には説明いらずの、代表的なサービスアパートメントです。

界隈には日本食レストランが立ち並び、ファミリーマートも敷地内にあって、生活利便性が優れています。単身者向けからファミリータイプまでありますが、月額賃料が最低でも2000USDを超えますので、法人契約での利用が大半を占めています。日本人の居住率が高く、信頼度・安心度の高いサービスアパートメントのひとつです。弊社顧客利用でいうと、金融機関や商社、製造業勤務の方々が居住されています。

コンドミニアム

■Horizon(ホライズン)■

住所:214 Tran Quang Khai, Tan Dinh Ward, DIst. 1, Ho Chi Minh City

ハイバーチュン(Hai Ba Trung)通りを北上した1区のはずれ、フーニュアン(Phu Nhanh)区との境にある築浅のコンドミニアムです。

1LDKからタイプがありますので、単身・ファミリーの両方とも対象になりますが、弊社紹介のお客様では単身、もしくはお子様のいない夫婦の方が主に利用されています。

周辺の生活環境は、近くに大きな市場があり、ローカル色が強く、日系飲食店などは近くにありません。が、逆にベトナムらしい環境を好む方に人気があります。

賃貸料は1LDKで1000USD程度からとなっています。最近は施設内にジムもでき、周辺環境の利便性が少しずつ良くなっています。ベトナム料理の クックガッククアン(Cuc Gac Quan) など、ローカル有名店が近所に多いのもアピールポイントです。

アパートメント

■レタントン(Le Thanh Ton)通り × タイバンルン(Thai Van Lung)通りの一角■

「日本人街」と称されるレタントン通りとタイバンルン通りが交差する周辺。路地(ヘム)に入った1軒家が密集するローカルアパートメント群にも、多くの日本人駐在員や現地採用の日本人が居住しています。

弊社で紹介させていただいたお客様ですと、工業団地へ勤務されている方、1区の近くにオフィスを構えられている方、日本人としての利便性を重視されている方などが居住されています。

月額賃料コストは平均して500USD程度に抑えることができ、初めて海外駐在を開始される方などにとっては比較的安心できるエリアではないかと思います。

ただし、最近ではアパートの1階部分(路面スペース)にガールズバーなどを入居させるなど、お世辞にも住み心地が良いとは言えない物件もあります。昼と夜で周辺がどのように変わるか確認することをお勧めします。

著者紹介
N-Asset Vietnam 杉本 朗
1990年生まれ。静岡県出身。青山学院大学卒業。

株式会社エヌアセットで不動産の仲介・管理業務を経験し、現在エヌアセットベトナムで不動産賃貸部門を担当しています。

日本で培った貸主様・借主様双方をフォローするノウハウをベトナムで活かします。

お部屋探しから、入居後のサポートまで、一貫してサービスを提供して参ります。
ベトナムの住まい事情
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
芸能人が人民公安の消防隊任務を体験、リアリティ番組が話題に (10:06)

 人民公安の消防隊を題材にしたリアリティ番組「チエンシー・クアカム(Chien Si Qua Cam=『勇敢な戦士』の意)」が、7月27日の放送開始から大きな反響を呼んでいる。  同番組は毎週日曜日の20時からベトナム...

ホーチミン:「カニ味噌」バインミーがブームに (9:28)

 ホーチミン市で、鮮やかな色合いと独特の風味、手頃な価格が特徴の「カニ味噌ソース」のバインミーが話題を集め、店には長蛇の列ができている。  このところ、ホーチミン市ビンドン(Binh Dong)街区(旧8区)...

25年夏の人気海外旅行先、ベトナム3都市がランク入り (8:49)

 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」は、日本のお盆休み期間(2025年8月13日~17日)を対象に、日本人旅行者がブッキング・ドットコムのサイト内でフライトを検索したデータを元...

自閉症の人々が働く「幸せの店」 (7/27)

 ハノイ市オーチョズア街区(旧バーディン区タインコン街区)のマイアイントゥアン(Mai Anh Tuan)通り254番地に、「幸せの店(Cua tiem hanh phuc=The Happiness Shop)」がある。これは、自閉症の人々のための経済...

トランプ氏が関税措置の大統領令に署名、ベトナム20% 日本15% (1日)

 米国のドナルド・トランプ大統領は現地時間7月31日、相互関税に関する大統領令に署名した。輸入品に対する関税率は10~41%に設定され、このうちベトナムは20%の税率が適用された。  ベトナムのほか、◇バ...

ベトナム外務省、伊万里強盗殺人事件の被害者に哀悼の意 (1日)

 ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は31日に開かれた定例記者会見で、26日に佐賀県伊万里市で発生したベトナム人技能実習生による強盗殺人事件について言及し、被害者への哀悼の意を示すとともに、日...

V-GREENとGSM、フィリピンのマニラ電力とEVインフラ開発で提携 (1日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会

イオンフィナンシャル、地場PTF買収契約の無効主張取り下げ (1日)

 イオングループの総合金融事業を担うイオンフィナンシャルサービス株式会社(東京都千代田区)は、2023年10月にシーバンク[SSB](SeABank)と締結した郵便通信ファイナンス(Post and Te

質屋最大手F88、ザロペイと提携 中低所得層向け金融強化 (1日)

 ベトナム最大規模の質屋チェーン「F88」は7月30日、モバイル決済アプリ「ザロペイ(ZaloPay)」との業務提携を発表した。銀行口座を持たない中低所得層を主な対象とし、デジタル金融サービスの提供を強化する。 ...

地場TMT自動車、EVエコシステムの展開を発表 (1日)

 トラック設備・部品の生産販売、組立分野で業界トップクラスのTMT自動車[TMT](TMT Motors)は7月28日、国内で電気自動車(EV)関連エコシステムの展開を発表した。  

単独世界一周飛行達成の越僑女性操縦士、墜落事故で死亡 (1日)

 米国インディアナ州グリーンウッドで、ベトナム系米国人女性操縦士のグエン・アイン・トゥーさん(44歳)が、墜落事故により死亡した。事故は7月30日午前に発生し、空港を離陸した直後に機体が墜落した。  墜...

ザロペイが韓国決済代行事業者と提携、韓国での利用が可能に (1日)

 韓国の決済代行事業者Eロムネット(eromnet)は7月29日、自社プラットフォーム「ペイバース(PayVerse)」が、地場総合インターネットメディア運営大手VNGコーポレーション[VNZ](VNG Co

People Trees、地場コンサルティング会社と協業 人事支援を強化 (1日)

 人事制度設計や人材開発、組織開発などを手掛けるPeople Trees合同会社(大阪府大阪市)は、人材育成やコンサルティングを行う地場セイコーアイデア(SEIKO ideas、ハノイ市)と協業を開始した。  今回の協業に...

チン首相、マレーシア首相と電話会談 タイ・カンボジア衝突で連携 (1日)

 ファム・ミン・チン首相は7月30日、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相と電話会談を行い、カンボジアとタイの国境をめぐる緊張の平和的解決に向けた対応策について意見を交わした。  アンワル首相は電話...

ハノイ・メトロ、8月から仮想チケットを試験導入 (1日)

 ハノイ市公共交通管理センター(HPTC)は、同市都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)と協力して、8月1日からメトロ2A号線(カットリン~ハドン間)および3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の2路線で、...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved