ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第17回】「肉食女子」はいる?ベトナム独身女性の恋愛感調査

2015/11/26 09:30 JST配信

今回は ベトナム女性の恋愛事情 についてです。「ベトナム女性は嫉妬深い」とよく言われますが、実際のところどうなのでしょうか? 彼女たちの彼氏の探し方や付き合い方などについて、20~34歳で「現在彼氏がいる」または「彼氏がいたことがある」独身女性300人を対象に調査しました。

出会いの多くは「学校」。但し「オンライン」が13%も

以前、 「彼女探しもオンライン?! ベトナム独身男性の恋愛事情」 という記事でも触れましたが、現在の彼氏(もしくは直近の元彼)とは 「学校」で出会ったという人が多い ようでした。特徴的なのは、 「オンライン」という回答が13% に上っている点でしょう。ベトナムでは、Facebookなどで知らない人へ友達申請したり、スマホアプリを使って近くにいる面識のない人に声をかけるなんていうことも、若者の間では日常的に行われており、 オンラインでの出会いは日本よりも肯定的に捉えられています。

付き合うまでのアプローチは比較的「控え目」

好きな男性ができたとき、ベトナム女性はどのようにアプローチするのでしょうか?

「好きな人ができたら自分から積極的にアプローチをする」と回答したのは全体の21%で、「今の彼氏へのアプローチも自分からした」という人は10%に過ぎません。

また、好きな人に彼女がいた場合、「諦める」と回答したのが6割で、相手も自分のことが好きだとわかっていても「待つ」との回答が4割を占めるなど、付き合うまでは積極的に行動せず、まずはFacebookなどのメッセージアプリを使って 相手の反応を見る、というのが最も一般的 なようです。

付き合った後の親密度は「濃い」

一方で、一旦付き合い始めると、拘束が一気に強まるようです。彼氏に会うのは「週に数回以上」との回答は半分程度でしたが、彼氏と「毎日電話する」という人が47%、メッセージについては、 「1日60通以上のやりとりをする」という人が3割 もいます。よく、ちょっと連絡しなかっただけで彼女に怒られたというベトナム男性の声をよく聞きますが、何となく状況が目に浮かぶような数字ですね。

またデートの支払いに関しても、 83%が「彼氏が全部払う」「彼氏が多く払う」 と回答しています。学生であっても、男性が少し多めに払うのが習慣化しているようです。

ベトナムに「肉食女子」はいるのか

ちなみに、日本で少し前から聞かれるようになった「肉食女子」、ベトナムには存在するのでしょうか?

今回の回答者の中に、 「恋愛に非常に積極的」「好きな人がいたら自分から告白する」などと回答してくれた女性が10%ほどいました。 彼女たちの多くは、好きな人ができたら積極的にアイコンタクト、ボディタッチ。相手に彼女がいても半数以上が構わずアプローチし、いざ付き合うとなったら メッセージは1日100通 というアグレッシブな女性たちです。

ベトナムの女性は強い、とよく言われますが、今後ますます強さを増し「肉食女子」の割合も増えてしまいそうな予感がします。

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
銀行やクレカの磁気カード、7月1日から使用不可 (13:39)

 7月1日から、国内の全ての現金自動預け払い機(ATM)などで、磁気カードが使用できなくなった。銀行カード事業に関するベトナム国家銀行(中央銀行)の2024年6月28日付け通達第18号/2024/TT-NHNNに基づく規制で、カ...

日本の介護技術を取り入れた介護予防型複合施設、ホーチミンに開設 (12:30)

 デイサービスや在宅介護サービス、居住系介護サービスを手掛ける株式会社ツクイ(神奈川県横浜市)の子会社であるツクイプランベトナム(TSUKUI PLAN VIETNAM、ホーチミン市)がコンサルティングを行うイキイキベト...

新たな行政区分、離島に13の「特区」が誕生 (6:34)

 国家構造改革の一環として、7月1日から新たな行政区分「特区(dac khu)」が設けられ、全国で13の特区が正式に誕生した。  特区は、村レベルの行政区に位置づけられ、経済的・国防的に重要な離島に設置される...

8人兄弟の学者一族「グエン・ラン家」、故クオン氏を偲ぶ【後編】 (6/29)

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cuong)氏が2025年5月6日、ハノイ市のベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)医科薬科大学附属病院で死去...

外国人向け電子身分証明アカウント、50日間の集中発行開始 (6:13)

 公安省は、7月1日から8月19日までの50日間にわたり、在留外国人向けのレベル2の電子身分証明アカウント「VNeID」の集中発行キャンペーンを実施する。  対象者となるのは、ベトナムの永住カードまたは一時滞...

日本映画「道草キッチン」、第3回ダナン・アジアン映画祭に招待 (5:30)

 白羽弥仁監督の映画「道草キッチン」が、南中部沿岸地方ダナン市で6月29日に開幕した「第3回ダナン・アジアン映画祭」のパノラマ部門に招待された。あわせて、ベトナム版ポスターが解禁された。日本では2025年...

米スペースX、ベトナムに100%出資企業を設立へ (5:18)

 科学技術省傘下の通信局は、低軌道衛星通信インターネットアクセスサービス「スターリンク(Starlink)」を提供する米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=Spa...

ベトナム航空、ハノイ/ホーチミン~名古屋線の機材を大型化 (4:32)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、2026年1月1日から3月28日までの期間にハノイ/ホーチミン~名古屋線で最新鋭のワイドボディ機であるエアバスA350-900型機を導入し、機材を現

「家政婦」技能コンテスト、全国大会を初開催 (4:05)

 このほど、家政婦の技能を競う全国大会が初めて開催された。家政婦派遣アプリを提供するビータスキー(bTaskee)が主催したもので、家事労働実務をベースに4つのラウンドで構成され、用具の整理整頓、アイロンが...

「ダナン越日フェスティバル2025」、7月4日から開催 (3:01)

 南中部沿岸地方ダナン市のビエンドン公園(cong vien Bien Dong)で、7月4日(金)から6日(日)までの3日間、「ダナン越日フェスティバル2025」が開催される。  同イベントは、ダナン市外務局と在ダナン日本国総...

6月の製造業景況感PMI、3か月連続で50未満 (2:42)

 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が1日に発表した2025年6月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は48.9となり、前月の49.8から▲0.9低下した。  PMIは、50を判断の分かれ目としてこの水準を上回る状態が続...

政府、国家データ開発基金を設立 公安省が管理 (1日)

 政府は6月29日、国家データ開発基金の設立に関する政令第160号/2025/ND-CPを公布した。この基金は、国家のデータの開発・活用・管理を促進することを目的とし、国の予算外の財政機関として設立される。営利を目...

CTグループ、ベトナム初のハイスペックチップを発表 (1日)

 地場CTグループ(CT Group)は6月29日、12bit ADCチップ「CTDA200M」の設計を発表した。  同チップは、アナログ信号をデジタル信号に変換する機能を持ち、サンプリング速度は最大200MSPSに達する。開発期間は...

ベトラベル航空、初の自社保有機を受領 (1日)

 ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は6月28日、初の自社保有機となるエアバスA321型機(機体番号VN-A129)をハノイ市ノイバイ国際空港で受領した。機体は7月初めから商業運航を開始する予定だ。  ...

ホンダベトナム、二輪車生産累計4000万台を達成 (1日)

 ホンダベトナム(HVN)は6月30日、ベトナムにおける二輪車の生産が累計4000万台に達し、記念式典を開催した。4000万台目のモデルはスクーター「ビジョン(Vision)」となった。  ホンダベトナムは1996年に設立...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved