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- ベトナムの出店者による販売商品数大幅増
- 年商100万USD超の出店者数+60%増加
- 生産拠点からブランド創出国へと転換
アマゾングローバルセリング・ベトナム(Amazon Global Selling Vietnam)はこのほど、国境を越えた電子商取引(eコマース=EC)に参加するベトナム企業の成長と成功事例をまとめた年次レポートを発表した。
同レポートによると、2025年7月31日までの12か月間で、アマゾン(Amazon)でのベトナムの出店者による販売商品数が大幅に増加した。特に、ブランド商品の売上は+40%超伸び、数量重視からブランド価値重視への転換が進んでいる。年商100万USD(約1億5600万円)超の出店者数は2025年に+60%増加し、国際競争力の高まりが鮮明となった。
アマゾングローバルセリング東南アジア地域の最高経営責任者(CEO)であるラリー・フー氏は、ベトナムについて、生産拠点からブランド創出国へと転換しつつあると評価した。企業は受託生産にとどまらず、独自ブランドを通じて高付加価値を獲得しているという。
現在、数千社のベトナム企業がアマゾンを通じて世界に商品を販売しており、販売点数は前年比+35%増加した。多くの企業がOEM(相手先ブランドによる受託生産)から独立ブランドへと移行し、ブランドストアや分析、広告ツールを活用している。
ブランド化は幅広い分野に広がっている。地場アパレルのクールメイト(Coolmate)はD2Cモデルを採用し、製品力やテクノロジー、顧客体験を軸に国際競争力を高めている。また、生成人工知能(AI)は、言語やマーケティング、運営の壁を低くするための重要な推進力となっている。アマゾンは、運営効率化やコンテンツ最適化、広告効果の向上を支援するAIツールを提供している。
物流面でも体制の拡充が進んでいる。2025年には、アマゾンが商品の保管・配送を代行するサービス「 フルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)」経由の出荷量が前年比約+40%増加した。さらに、国際物流サービス「アマゾン・グローバル・ロジスティクス(AGL)」がベトナムでも開始されたことにより、物流体制が強化された。
商品分野では、ホーム、キッチン、ヘルス&パーソナルケア、アパレル、美容が引き続き好調だ。食品や家具などへの多角化も進み、輸出の持続性が高まっている。
アマゾンは、販売基盤に加え、物流、ブランド構築、AIによる商品改良支援を一体で提供している。政府や業界団体とも連携し、「Made in Vietnam」製品の国際的な評価の向上を後押しする方針だ。
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