ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第25回】ベトナム人のデート事情、「鉄板デート」は?

2016/06/02 08:40 JST配信

ベトナムでは夜になると、公園や水辺の遊歩道でカップルが寄り添って座っている姿をよく見かけますが、ベトナム人カップルは普段どういうデートをしているんだろう?と思っている人も多いのでは。そこで今回は、ホーチミン市及びハノイ市に在住する18歳~29歳までの独身男女782人を対象に、彼らのデート事情を調査しました。

彼氏・彼女ありは50%、デート回数は平均2.6回

今回の調査対象のうち、「彼氏・彼女アリ」と回答したのはちょうど半分の50%でした。10代では42%が「彼氏・彼女アリ」と回答、20代では51%と数字が高くなっています。

また、 デート回数は平均して1週間当たり2.6回。 週に5回以上会っているというカップルも11%いました。 学生よりも社会人の方がデートの頻度が多い 点が興味深いです。

デート頻度が多い上に、メッセージングアプリや電話などでかなり頻繁にやり取りしており、日本人から見るとかなりベタベタした関係に見えます。「最後にデートしたのは?」という質問に対して、42%が「昨日」と回答していることからも、その密接ぶりが伺えます。

男性が送り迎え、支払いは男性持ちが常識?

日本だと、繁華街などで待ち合わせをするケースが多いかと思いますが、ベトナムでは男性がバイクで送り迎えするのが一般的。 69%が「男性が女性の家まで迎えに行く」と回答 しています。出会ったあとは、1台のバイクに二人乗りで移動(84%)がポピュラーです。

また、支払いに関しても、 「男性が全部払う」「男性が多めに支払う」が85%。 社会人男性に限ると92%まで数字が上がります。送迎から支払いまで、男性が女性をもてなすのが一般的なスタイルと言えます。

1回のデート代は平均19万VND(約950円)と抑えめで、 それほどお金を掛けずに頻繁に会うのがベトナムのデートの基本形 のようです。

定番デートは映画+カフェ

ベトナム人のデートの定番と言えば、「映画」と「カフェ」。 映画は、娯楽が少ないベトナムでの鉄板と言って良いのではないでしょうか。そのなかでもシネマコンプレックス「CGVシネマ」は設備や内装に優れているため、デート向きとの声が多く、人気です。カップルシートもあります。また、20代後半からはレストランデートの割合が高くなります。

一方、前回のデートで行ったところはという質問で 一番多かったのが「公園」。 平日はお金をかけず、週末には映画やモールでちょっと贅沢に、というのがベトナム流です。

理想のデートは小旅行

ベトナム人男女にとっての理想のデートはどんなものでしょうか? 多くの回答が集まったのが「小旅行」。フーコック島やダナン、ブンタウなどのビーチが人気でした。 日常から離れてビーチで好きな人とリラックスというのは典型的なベトナム人の「理想のデート」 のようです。

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年のベトナム企業トップ500、サムスン電子が9年連続首位 (6:21)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)はこのほど、「ベトナム企業トップ500(VNR500)」の2025年版を発表した。同ランキングでは、サムスン電子ベトナム・タイグエン(Samsung Electronics V...

「国家観光年2026」、ザライ省で開催へ (5:41)

 文化スポーツ観光省は、南中部地方ザライ省を「国家観光年2026」の開催地として承認した。ベトナム国家観光局とザライ省文化スポーツ観光局が連携し、必要な手続きと関連イベントの準備を進める。  ザライ...

サイゴンコープ、日本の食品安全マネジメント協会と戦略的提携 (5:40)

 ベトナムの小売大手ホーチミン市商業合作社(サイゴンコープ=Saigon Co.op)は11日、一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)と戦略的協力協定を締結した。品質管理と食品安全の国際標準化を進め、ベトナム...

ハノイ郊外の2つのトンネル、軍幹部をかくまった地下要塞 (16日)

 フランス軍との9年間におよぶ抗戦中、ハノイ市の旧ドンアイン郡ナムホン村(現在のフックティン村)と旧タインオアイ郡タムフン村(現在のタムフン村)の住民たちは、戦火から村を守り、また軍幹部をかくまいながら...

地場タイフンコープ、国産小型EVトラックを発表 (4:07)

 電動ゴルフカートの開発などを手掛ける地場タイフンコープ(Thai Hung Corp)は12日、国産の小型電気自動車(EV)トラック「GIO Tano 250」をお披露目した。  同社の「GIO」ブランドに新たに加わるモデルで、北...

レント、丸紅子会社との合弁会社を子会社化 全株式取得 (3:16)

 産業車両・乗用車・産業用機械器具・建設用機械器具の総合レンタル業などを手掛ける株式会社レント(静岡県静岡市)は4日、持分法適用関連会社であるマックスレント・ベトナム(MaxRent Vietnam、ハノイ市)の全株...

ホーチミン:造船・海事専門展示会、11月19日から開催 (2:17)

 ホーチミン市タンソンニャット街区(旧タンビン区)のジ・アドラ会議センター(Trung tam Hoi nghi The Adora Center)で11月19日(水)から21日(金)まで、「ベトナム造船・海事専門展示会(Vietnam International Mar...

ホーチミン:郊外のブドウ園カフェがSNSで話題に (15日)

 ホーチミン市トイアン街区(旧12区)にオープンしたブドウ園カフェがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で人気を集めている。都会の喧騒を離れ、頭上を生い茂るブドウの房を眺めながら、冷たいコーヒ...

ハノイ:「オペラハウスの115年」特別プログラムを開催 (15日)

 ハノイ市の市民劇場(オペラハウス)はこのほど、劇場落成115周年を記念した特別プログラム「光とテクノロジーで語るオペラハウスの115年(115 nam Nha hat ke chuyen - di san cat loi bang anh sang va cong ngh...

26年のGDP成長率目標+10%以上、国会決議 (14日)

 国会は13日、2026年の経済社会発展計画に関する決議を採択した。決議では、15の主要目標と、11の重要任務および対策を規定している。  主な経済指標の目標は、◇国内総生産(GDP)成長率:+10%以上、◇国民1人...

ホーチミン:野菜価格が高騰、長引く雨で供給途絶 (14日)

 ホーチミン市では現在、長引く雨の影響により野菜の供給量が大幅に減少し、価格が急上昇している。この値上がりは家計を直撃し、飲食業や小売業者も苦境に立たされている。  市内のホックモン卸売市場とト...

ビンバス、国内初の電動スクールバスサービスを開始 (14日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製EV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM

米モトローラ、ベトナム市場に再参入 スマホ5機種投入 (14日)

 米モトローラ(Motorola)が、ベトナムのスマートフォン市場に復帰した。同社は5機種の新型スマートフォンを投入し、本格的に再参入を図る。  投入されたのは、「Motorola Razr 60」、「Motorola Edge 60 Fus...

国産ブロックチェーンプラットフォーム「オナスチェーン」登場 (14日)

 オナスチェーン・ブロックチェーン・テクノロジー(OnusChain)は11日、南中部地方ダナン市で国産ブロックチェーンプラットフォーム「オナスチェーン」を発表した。  同プラットフォームは、教育機関、企業、...

地場ミンタックグループ、韓国電力技術と提携 洋上風力発電事業で (14日)

 韓国電力公社(KEPCO)の子会社で、発電所の設計や建設などを手掛ける韓国電力技術(KEPCO Engineering & Construction Company)は10日、再生可能エネルギー事業の開発や投資を行うベトナムのミンタックグループ(M...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved