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【第9回】山賊に遭遇!?<6~8日目>タインホア→ゲアン→ハティン→クアンビン

2016/08/11 09:12 JST配信

シンチャオ、カックバン。

こんにちは、みなさん。

7月22日からベトナム縦断を開始した D吉村です!

5日間で、ハノイから北上して中国と国境を接する省まで行ったあと、南に方向転換。

北部を抜けて、5日目に北中部の タインホア省 に到着しました。

今回は、6日目から8日目までのあれこれをお届けします。

<6日目>暗い山道で山賊に遭遇!?

タインホア省では、友達の家に一泊させてもらいました。

たくさん食べて飲んで、6日目の朝です。

泊めてくれて、ありがとう!

タインホアにあるサムソン(S?m S?n)ビーチに行ってきました!

ゴミが宙に浮いている!?(錯覚です)

観光業が盛んで生き生きしています!

きれいに整備された道路

ビーチ近くにはお寺らしきものが。

見たときは何かわからなかったですが、 ドッククオック寺(Đ?n Đ?c C??c) というらしい。

陳朝(1226~1400年)時代に建てられたもので、国家級遺跡に指定されているそうです。

そしてタインホア省からベトナム建国の父ホー・チ・ミン氏の故郷である 北中部ゲアン省 に入ります。

ここから一気に省都のビン市へ・・・と思ったら、バイクの後輪がいきなりパンク!

修理屋さんには笑顔がかわいい女の子と男の子が。

そうか、今は夏休みで学校お休みなんだね。

修理している間、僕に興味津々の男の子と一緒に、写真撮影して遊びました。

修理完了、こんどこそビン市へ!

うほっ!

道の真ん中に 飲料水用の20Lタンク が落ちているのを発見。

走っている途中で前のトラックやバイクから落下して、後続車の僕に直撃していたら・・・・ こわっ!

でも、危ない目に合うことなく、無事ビン市に到着しました。

またミアダー(mía đá、サトウキビジュース)で一服。

そしてやっぱりお店のおばちゃんたちにおちょくられるのでした。

このとき、すでに夜7時半。

日がとっぷり暮れてます

実はこの夜、 北中部ハティン省 にあるラム君の家に再び泊まらせてもらう約束をしていたのです。

そう、 ベトナム縦断の旅に出る前に鉄道で行ったところ です。

真っ暗な中、どうしようかと迷いましたが、山を越えることを決意。

ビン市の出口。

ゲートの明かり以外、何も見えない・・・・。

ビン市出口

文字通り漆黒の闇

カメラの前に手をかざしていたわけではありませんよ。

ほんとに真っ暗なんですよ。

ライトでかろうじて見える看板

像のところだけ明るい

山を登り始めた時刻は夜9時。

ここから2時間かけて友達の家に行かなくてはなりません。

が、さすが山。

登る前まではあんなに暑かったのに、標高が高くなるにつれてめちゃくちゃ寒くなります。

しかも頭の片隅では 山賊さんに襲われるんじゃないか とずっと震えていたので、より寒さを感じていました。

一番怖かったのが、山を下りるとき。

ブーンっと坂を下っていると、 後方からバイクのハイビームをピカピカさせながら追いかけてくるバイクが・・・・。

「うーわっ、こわ。逃げちゃろ」

猛スピードで逃げていました。

が、僕のバイクでは到底スピードもそんなに出ない・・・

山賊さんだし、きっとバイクも改造してあって、かなりのスピードが出るだろう・・・

僕は初めての道だし、あっちのほうが絶対土地勘あるやん・・・

と、つぎつぎにフラグがたてられていきます。

うーわ絶対お金出さんにゃいけんパターンやん

と半泣きになりながら、逃げました。

でも、カーブが多くなり、僕と山賊さんであろうバイクの車間距離がだんだん縮まっていきます。

追いつかれる!!!

もうダメだと思ってバイクのスピードを緩め、後ろのバイクをちらっと見たら・・・

普通の夫婦が乗っていたバイクでした。

はあ~っ、よかったーーーー!

人生で一番長く感じた2時間でした。

そして、無事ラム君の家に到着。

ラーメンを食べ、疲れていたのですぐ泥のように寝ました。

<7日目>フォーに舌鼓

この日の朝、ラム君の家族が新しくレストランを開いたらしく、その日がオープン初日だということで、行ってみました。

何かの宣伝。地方でもこういうのあるんだ。

フォー屋さん

こちらが、新しく開業したフォー屋さん。

シンプルな店内

お店の中にはラム君の親戚と見られる人たちが多数。

牛肉のフォー

おいしかった!

そのあとは、近くの湖の岸辺にあるカフェで一休みです。

テント張りのカフェ

かなり綺麗な眺めです!

この日のうちにラム君の家を出発して次の目的地へ出発しようと思っていましたが、台風の影響が心配されたので、もう一泊して出発することにしました。

そう、このとき 台風が北部を直撃 していたのです。

ハノイでは木が何本も倒れたそうです。

大きな木が・・・

いやいや、 根こそぎ倒れてます!

水の20Lボトルどころの騒ぎではありません・・・・。

そして夜。

ラム君と彼の親戚一同で、おいしい食事をいただきました。

うまかった!

そして、そのあとは彼のいとこたちと遊んでいるうちに、夜が更けていきました。

<8日目>トラック横転のあとに虹!

縦断8日目。

ラム君の家を出発します。

お世話になりました!

シールも8枚(8日目)になりました。

北中部ハティン省 を通り抜け・・・・

同じ北中部の クアンビン省 へ!

そして、山を越える道中、目撃してしまいました。

ベトナムではいつになったら事故ゼロに近づくのでしょうか。

ですが景色はきれいです。

景色に見とれているうちに、いきなり雨が降ってきました。

狐の嫁入りみたい。

そして、振り返ると・・・

きれいな虹が!

何かいいことありそうです。

ここクアンビン省には、世界遺産となっているフォンニャ・ケバン国立公園があり、世界最大級かつ世界で最も美しいと評される鍾乳洞があります。

行ってみたい気持ちは山々だったのですが、時間の都合上そのまま省都ドンホイの市街地へ向かうことに。

また再訪してみたいものです。

国立公園の中には行けませんでしたが、外から景色を見られただけでも感無量です。

そしてドンホイ市に着きました。

ラム君が 「ここは物価が安くて、住人の人柄も良いと」 と言っていましたが、全くその通りで、みなさんとても優しい方ばかりでした。

そして驚くべきことに、ハノイでは赤色で親しまれていたあのハノイビールが・・・

まさかの緑色!

緑もあるとは知らなかった。

そして宿で一夜を過ごしましたが、とにかくとても居心地がいい場所です。

もう1泊してしまおうかなあという気持ちになりました。

旅はまだまだ続きます!

著者紹介
D吉村
1995年生まれ山口県出身。2015年8月からハノイ国家大学に1年間留学し、英語でビジネスを勉強している。そのほか、地場カフェチェーン「ハイランズコーヒー」でバイトをしたり、ラッコカフェで雇われ店長をやっている。ベトナム料理のコムザン(チャーハン)に恋している。2016年8月に日本へ帰国し、3年の後期から日本の大学生活をリスタートする。rnその前に、バイクでハノイからホーチミンへ1か月間に及ぶベトナム縦断を計画。このコラムでは、その準備や縦断中での出来事を発信していく。rnブログをチェック!→ ラッコカフェ、D吉村のハイランズ日記・ベトナム縦断日記rnVJPartnerにインターン中!→ VJPartnerホームページ
D吉村のバイクでベトナム縦断
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