ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第13回】ダラット観光を堪能!<17~18日目>ラムドン省→ビンディン省

2016/09/08 08:46 JST配信

シンチャオ、カックバン。

こんにちは、みなさん。

D吉村です!

前回 は、 ビンディン省 の省都クイニョン市から カインホア省 のニャチャン市を通って、南中部高原地方 ラムドン省 の高原の町ダラットに到着しました。

ダラットでは色々観光してみましたので、その模様を中心にお伝えします!

それにしてもダラットは寒すぎた!

なんせ、夜の気温は 19℃ 、ハノイの冬と同じでした・・・。

今の時期はベトナムどこへ行っても暑いだろうという思い込みで、半そで短パンしか持ってきていなかった僕は、ダラットの気温に耐え切れず、ずっとガクブルしてましたが、宿の暖かいベッドの中ではぐっすり寝ることができました。

<17日目>クレージーな家!?

前日は長旅の疲れでゆっくり観光もできなかったので、朝のうちにダラットの有名な観光名所を回り、昼には次の目的地である 南中部沿岸地方ビントゥアン省 の省都ファンティエットに向かうことにしました。

朝6時半起床、7時には宿を出発です。

バイクでダラットの中心部をぐるぐる回り、朝ごはんを食べます。

コチラのいろんなものが入っていておいしそうなものは、 ブンリエウ(Bún riêu) という名前の麺料理。

中身はいろいろ入っていて、カニのつみれとか葉っぱとかトマトなど。

味はとてもおいしかったです!

特にカニの味が美味でした!

そして、僕が日本人だとわかると、お店にいたお兄さんが一気に盛り上がってくれました。

ベトナム人の外国人へのウェルカム度はすごいといつも思います。

さて、おいしい朝飯を食らったところで、最初の観光名所はコチラ!

(1) ダラット駅(Ga Đà L?t)

1933年に建てられたということなのですが・・・・

まだなおこの美しさ。圧倒されます。

駅舎に入ってみます。

ステンドグラスのようになってます。

よく見ると、ガラスに何か貼ってある?

でもなんだか、昔のおもちゃみたいでかわいらしいですね。

なぜかロンドン、パリ、ニューヨークの時間が。

必要なのかな・・・。

受付付近には、たくさんのダラットワインが並んでいます。

ここは、フランス植民地時代からのワインの産地。

さらに奥へ進むと・・・

おお!

これはすごい!

小さいころによく見ていた「きかんしゃトーマス」を思い出します。

日本の蒸気機関車に形が似ていると思った方もいらっしゃるのでは。

それもそのはず、もともとは日本のC12型らしく、第二次世界大戦中にここ日本からベトナムのダラットに輸送されたのだとか。

残念ながら、このSL自体はとても古く、動かないそうです。

確かに、長年の展示のせいか、いたるところにさびが広がっています。

このSLは運行してませんが、実は毎日チャイマット駅へ別の列車が走っているそうです。

こちらが時刻表。

20人以上乗客がいないと運行しないようです。

乗ってみたかった。

そして、SLの後ろには貨車が転結されていて、シャレオツなカフェになっていました!

ダラット駅の場所はこちら!↓

「Ga Đà L?t」と書かれた大きな看板が出ていますので、見つけやすいと思います。

次の目的地はこちら!

(2) クレイジー・ハウス(The Crazy House)

みるからにクレージーな感じの家。

これを作ったのは、建築を勉強しにロシアへ留学したベトナム人女性ダン・ヴィエット・ガー(Đ?ng Vi?t Nga)さん。

「ハンガーゲストハウス(Hang Nga guesthouse)」とも呼ばれています。

クレイジーハウス前の坂道。

さすがは観光名所、たくさんのクルマがやってきます。

こちらが入り口。

入場料は、大人が4万VND(約186円)、子供が2万VND(約93円)です。

建物のなかには、この家のことを紹介した日本の新聞記事の切抜きもありました。

記事には、「サイゴンからダラットへ来たらこうなった」ということが書かれてます。

不思議なオブジェがいっぱい。

観光客がたくさんです。

お坊さんも見にきていたり。

ふざけているようでいて、なんだか厳粛な雰囲気もあります。

クレイジーハウスの中はまるで迷路。

知らず知らずのうちに同じところに戻ってしまったり、しょっちゅう迷いました。

そして、空中で激しく交差している通路。

幅がおよそ人一人分しかなく、逆行することなんて、まず不可能です・・・。

歩いていると、なんだか空中に浮かんでいるような感じ。

とても怖いです。

高所恐怖症の人は無理だと思う・・・。

ある子連れの奥さんは、こんな階段を降りるとき、一段一段おそるおそるゆっくり降りてました。

相当怖かったんだろう。

そしててっぺん!

怖さのわりには人の数は多いです。

でもすごく気持ちがいい!

高いところからは、ダラットの街並みを一望できます。

素晴らしい景色です!

天気にも恵まれ最高の眺めでした!

えいどりあーーーん!

いや~クレイジーハウス。

とても奇妙な作りの家で、圧倒されっぱなしでした。

しかもここ、「ゲストハウス」とも言われているように、 宿泊できるんですよ!

確かに、「スイートルーム○番」と書かれた表示をよく見かけました。

ベッドがある!

ここに泊まるには、事前の予約が必要です。

隠れマリオ&ルイージもいました。(本当にそうなのか・・・?)

クレイジーハウスの場所はこちら!↓

大通りから一本細い道に入って進むと、左側にあります。

そして次の目的地は・・・

(3) ダラット大聖堂(Nhà th? chính tòa Đà L?t)

ここで、とある観光客に「写真撮ってください」とお願いされました。

小さく写っているのが、観光客の方。

いやはやでかい。

ダラットで一番の大きさらしいです。

残念ながら教会の中には入れませんでしたが、中にはとても美しいステンドグラスもあるんだそうな。

教会の脇には、聖母アリア像がありました。

信者の方でしょうか、生け花を用意していました。

花の町ダラット、お花にはこと欠かなそうです。

ダラット大聖堂の場所はこちら!

こんな感じでダラットを観光してきましたが、ダラットの町の印象は・・・

寒い!

坂道多い!

信号ない!

この3つに尽きる!

でも、 見どころが多くて、とても楽しめました!

ダラット観光はここまでにして、次の目的地ファンティエトに向かいます。

ダラットを出発するのと同時に、怪しくなる雲行き・・・。

ファンティエトに行くためには、もう一度山を超えなければなりません。

雨はかんべんしてほしいなあ。

山を越える前にとあるカフェで一休み。

カフェで英気を養った後、山を超えていきます。

ビントゥアン省との境。

山頂から下り坂に。

これもまた、F1のモナコGPの急なヘアピンを彷彿とさせる急カーブです。

きれいに丸い。

これから急な坂を下り続けるバイク。

この写真で高低差が分かりますでしょうか?

かなりの急勾配です。

はらはらしながらも、この日の夜、無事ファンティエトに到着。

ラッキーなことに、宿を探して2軒目で、10万VND(約470円)の宿が見つかりました。

ファンティエトといえば、中心から東側あるムイネービーチが有名ですが、僕は西側のビンフンという町に泊まりました。

宿の平均価格が上がるのが怖かったからかもしれません・・・。

そして夜ごはんには、中部料理で有名な ミークアン を食べ、帰ってすぐベッドの上でぐっすり寝ちゃいました。

<18日目>

朝起きて、ちょっとだけファンティエト市をぶらり。

市場に行ってみました。

とてもにぎやか。ちょっとアメ横みたいです。

そして、ファンティエトを出発。

次の目的地はいよいよ東南部に突入!

バリア・ブンタウ省 のブンタウ市に向かいます。

国道1号線をまっすぐひた走るのですが、どんどん雲行きが怪しくなってきます。

もうすぐ降りそう!

と思ったのもつかの間・・・

風でカメラがぶれぶれ!

急な大雨・強風で、バイクごと吹っ飛びそうになりました が、なんとか大丈夫でした。

そして、びしょぬれになりながらも、無事ブンタウに到着。

着いてすぐコーヒーを飲みに行ったのですが、そこでカフェのお兄さんお姉さんたんたちに事情を説明すると、なんと宿探しを手伝ってくれることになりました!

風もないのに写真がぶれぶれでごめんなさい・・・

お兄さん「ここは市街地だから、きっと値段も高いと思うよ」

D「いや、10万VND(約465円)を探し当てるまで、あきらめないっすよ!」

そして、二人でバイクを走らせながら宿探しを開始。

最初は20万VND(約930円)ばっかりだったのですが、4軒目くらいから18万ドン、15万ドン、とだんだん値段が下がっていきました。

D「これからまだまだ探すのに時間がかかるかもしれないので、もし迷惑だったら帰っても大丈夫ですよ、お兄さん。

 手伝ってくれて本当にありがとうございました!」

お兄さん「おう。明日またあのカフェで会おう!」

親切なお兄さんは帰っていきました。

その直後に訪れた宿で交渉に交渉を重ね、なんとか10万VND(約465円)にしてもらい、宿泊することができました。

というわけで、今回はかなり長くなってしまいました。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回はブンタウからカントーまでの道のりを紹介していきたいと思います。

ゴールは目前!

次の目的地カントーを過ぎると、もうゴールのホーチミンです!

著者紹介
D吉村
1995年生まれ山口県出身。2015年8月からハノイ国家大学に1年間留学し、英語でビジネスを勉強している。そのほか、地場カフェチェーン「ハイランズコーヒー」でバイトをしたり、ラッコカフェで雇われ店長をやっている。ベトナム料理のコムザン(チャーハン)に恋している。2016年8月に日本へ帰国し、3年の後期から日本の大学生活をリスタートする。rnその前に、バイクでハノイからホーチミンへ1か月間に及ぶベトナム縦断を計画。このコラムでは、その準備や縦断中での出来事を発信していく。rnブログをチェック!→ ラッコカフェ、D吉村のハイランズ日記・ベトナム縦断日記rnVJPartnerにインターン中!→ VJPartnerホームページ
D吉村のバイクでベトナム縦断
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナム航空、ハノイ~セブ線を12月1日就航 (4:43)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は12月1日、ハノイ市とフィリピンのセブ島を結ぶ直行便を就航する。  同路線は週3便の運航で、飛行時間は3時間となる。機材は

出光、世界最大規模のブラックペレット生産工場の商業運転開始 (4:02)

 出光興産株式会社(東京都千代田区)は、南中部地方ザライ省(旧ビンディン省)にバイオマス燃料であるブラックペレット(BP、商品名:「出光グリーンエナジーペレット」)生産工場を建設し、8日に商業運転を開始した...

静岡発のリカバリーゼリー、ベトナム政府公式サプライヤー契約締結 (3:36)

 水産加工品の製造販売やスポーツ栄養食品の開発・販売を手掛けるダイトー水産株式会社(静岡県焼津市)が展開するアスリート向けリカバリーゼリー飲料「オレは摂取す」が、ベトナム文化スポーツ観光省スポーツ局...

老後に帰国、母国の老人ホームで暮らす越僑たち (5日)

 午前7時30分、越僑(在外ベトナム人)として米国で暮らしていたトゥー・ハーさん(女性・67歳)は、自分で車を手配し、「授業に行くの」と冗談を言いながら、自宅から7km離れたデイケアセンターに向かう。  こ...

ハノイ:第1回世界文化フェスティバル、10月10日から開催 (2:17)

 ハノイ市のタンロン城王宮遺産センター(Trung tam Di san Hoang thanh Thang Long)で10月10日(金)から12日(日)まで、第1回世界文化フェスティバルが開催される。  同イベントは、文化スポーツ観光省が外務...

VNインデックス1700初突破、第二新興国市場への格上げが背景 (9日)

 10月9日の株式相場について、ホーチミン市場は1702.76(+0.29%)で寄り付いた後、もみ合いながら値を上げ、中盤に1717.65(+1.17%)まで上昇する局面もあった。  その後は前引けにかけて値を消し上げ幅を縮小...

ハノイ:大雨で浸水した車両の故障が急増、修理工場は大忙し (9日)

 ハノイ市は2週間で2度の大雨に見舞われ、多くの道路が冠水した。水に浸かって路上で動けなくなったバイクや自動車が急増し、修理工場は対応に追われている。  ダイキム街区(旧ホアンマイ区)で修理工場を経...

23分野の「デジタルテクノロジー企業マップ」を初公開 (9日)

 ベトナムソフトウェア協会(VINASA)はハノイ市で9日、「2025年ベトナムデジタルテクノロジー企業トップ10」の表彰式と「2025年ベトナムデジタルテクノロジー企業マップ」の発表を行う。  このプログラムは、...

タイのコーヒーチェーン最大手「アマゾン」、ベトナムから撤退へ (9日)

 タイのコーヒーチェーン最大手「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」が、約5年の事業展開を経てベトナム市場から撤退する見通しだ。国内外ブランドとの競争が激化し、採算が取れない状況が続いていた。  タイ...

外国人向け電子身分証明アカウントの発行拡大、公安省が提案 (9日)

 公安省は現在、電子識別と電子認証を規定する政令第69号/2024/ND-CPの一部を改正・補足する政令草案を公表し、意見聴取を実施している。  草案では、外国人の利便性を高めるべく、ベトナムに居住する外国人...

首相、台風被害の北部4省に緊急支援金を支給 総額8億円超 (9日)

 ファム・ミン・チン首相は、台風11号(アジア名:マットゥモ、日本では台風21号)による被害を受けた北部4省に対し、中央予算から総額1400億VND(約8億0900万円)の緊急支援金を拠出することを決定した。  4省...

国内航空会社6社、25年1~9月期の定時運航率64.6% (9日)

 建設省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)によると、2025年1~9月期における国内航空会社6社の運航便数は21万0341便だった。  同期の6社の平均定時運航率は64.6%で、中でも

ベトナムの日本語学習者、▲3%減の16.4万人で6位 (9日)

 国際交流基金(JF)は、「2024年度海外日本語教育機関調査」の結果概要を公表した。  これは、海外で日本語教育を行う機関の現状を把握することを目的としたもので、海外で日本語教育を実施している機関を対...

ホーチミン:高島屋の地下駐車場で火災、火元はBMW車 (9日)

 7日午後、ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)にあるホーチミン高島屋が入居する複合商業施設「サイゴンセンター(Saigon Centre)」の地下駐車場で車両火災が発生した。警備員らが消火器で消火作業に当たり、数分後...

ランソン省:水力発電所のダム決壊、800人緊急避難 (9日)

 東北部地方ランソン省タンティエン村(xa Tan Tien)で7日、台風11号(アジア名:マットゥモ、日本では台風21号)に伴う豪雨により、第1バックケー水力発電所のダムが決壊した。人的被害は確認されていない。  ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved