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【ダナン編】男の漁 in ダナン〔前編〕

2016/11/02 09:15 JST配信

こんにちは。 ダナンのサンドウィッチマン伊達さん こと佐井です。

そうです、 デブと海と言えば地引網

サンドウィッチマンの伊達さんもバイキングのコーナーで網を引いてました が、地引網にはデブが良く似合います。

しかし、地引網というのは日本だけのものなのか?

いやいや、違います。

網引っ張ってる!

ここベトナムダナンでも、地引網をやっていました。

地引網をする人たち

佐井の家があるソンチャビーチあたりでは、天気が良い日の明るい時間帯に海を見ると、だいてい網を引いているのが見えます。

多くの人が集まる ミーケビーチ がありますが、ここから北に少しだけ行ったあたりが地引網のメッカのようです。

(下の地図のB??i t?m Ph?m V??n ???ng=ファムヴァンドン海水浴場と書かれた場所から北の沿岸沿い)

ビーチ沿いに林立するリゾートホテルを眺めるこの地で地引網は行われています。

大都会と田舎がミックスされてる感じ

そんなこの地で、 桐谷健太 を意識して「海の声」を歌っている風 のイケメンが、今回地引網を一緒に引く 林君 です。

サンドウィッチマンで言うと 富澤さん的位置づけ です。

桐谷健太を意識しつつも位置づけは富澤さん的な林君

「一緒に地引網引こうよ」と誘ったところ、快く引き受けてくれました。

ちなみに林君、会社の ベトナム人女子からは絶大な人気 を誇ります。

普通にイケメンですが、ベトナム人女子には特にモテる顔のようです。

ベトナム女子にもてたいと思っている読者のみなさま、髪型とかファッションとか、是非林君を参考にしてみてください!!

今回は、そんなベトナム的イケメン代表の林君と、日本的デブ代表の佐井とのタッグで、地引網に挑戦していきます!!

いくぜ!

さて、見ず知らずの漁師さんに混じって素人が勝手に地引網を引いたりできるものなの?

ご安心ください!

ここソンチャビーチでは、地引網に勝手に交じって引くことが可能です。

引いている人も、高齢化が進んでいるのでむしろ喜ばれます。

とはいえ、もちろん報酬とかはもらえなのですが。

ここで 地引網の仕組み を簡単に紹介しましょう。

まず、スタート地点に網の片側の端っこを残しておき、残りの網を舟に載せます。

ダナンでは、この 一寸法師的な舟 を使います。

お椀型で、見た目的には舟としての機能を果たすのか不安ですが、遠浅のダナンの海では便利に使われているようです。

網を積んだ船は沖合に進んでいきつつ、網を仕掛けていきます。

そして、網の中間地点を仕掛けると、一寸法師は浜のほうに方向転換。

残りの網を仕掛けながら、浜を目指します。

網を仕掛け終わったときには、ちょうど V字 のような状況になります。

そして、陸のほうから網の両端を引っ張って、V字をどんどん狭くしていきます。

こうすることにより、V字の中の魚たちはV字の奥のほうに逃げ込んでいくようです。

網をどんどん引いてV字を小さくしていき、

最後に追い詰められた 魚を一網打尽 に取ってしまおうというのがダナンの地引網の仕組みです。

※実は、日本の地引網の仕組みもよくわかってないですが・・・。

というわけで、早速漁師さんに混じり、網を引いていく林君と佐井です。

漁師のみなさんとは、「シンチャオ(こんにちは)」くらいの挨拶しかしていませんが、すっかり溶け込んで作業に加わる二人です。

すっかり漁師の仲間入り

実際に引き始めてみると、綱がシャレにならないくらい重い!

そして、硬い綱は手に食い込んですごく痛い。

思った以上にハード

うーーん、こんなに手が痛いものなのか、と思っていると、漁師のおじちゃんが、 謎のベルト を林君に手渡しました。

謎のベルト

どうやらこれを腰に装着して、網をこのベルトにひっかけて腰で引くのが正しい引き方の模様です。

ベルト装着!

早速林君も装着を終え、これを使って引き始めてみます。

あ、全然いい感じで引ける。

こうして林君も、 プロの海の男の仲間入り です。

ちなみに佐井はというと・・・・ ベルトのサイズが足りなく装着できず!

海の男にデブは想定されていないのか?

仕方なく、腕力だけで何とか引き続けます。

ちなみに、初・地引網の佐井と林君に一緒に綱を引いたのは、こちらのおじちゃん、通称 「ヘルメット大将」 (佐井が勝手に命名)。

ヘルメット大将、焼けた肌に白いヘルメットが映える

そして、こちらの通称 「地引網軍曹」 (佐井が勝手に命名)。

地引網軍曹、優しい笑顔の鬼軍曹

激しい叱咤でこき使・・・・もとい指導いただき、ダナンの漁師が何たるかを叩き込んでくれました。

こうして始まった地引網。

引き始めた瞬間から、想像よりもかなり足腰の負担が大きい重労働だったのですが、まだまだ始まったばかり。

最後まで二人は引ききれるのか?

そして、肝心の魚は取れるのか?

次回に続く

著者紹介
佐井高志
ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」
日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。
このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。
2016年11月日本へ帰国。
2018年9月再度ダナンに駐在。
豚が如く
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