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- 企業や組織のセキュリティ対策を強化
- 効果的な多層防御システムを構築する目的
- 300以上の一般的な攻撃技術に対応
ベトナム国家サイバーセキュリティテクノロジー(Vietnam National Cyber Security Technology Corporation=NCS)は2日、企業や組織のセキュリティ対策を強化するための人工知能(AI)を活用したサイバーセキュリティ製品エコシステムを発表した。
NCSのエコシステムはすべてベトナム人が開発したもので、最先端の監視技術とAIを組み合わせ、複数の情報源から得た脅威インテリジェンスを活用して効果的な多層防御システムを構築することを目的としている。
同エコシステムには、次世代ファイアウォール「NCSネクストジェネレーション・ファイアウォール(NCS Next Generation Firewall)」、サイバーインテリジェンス・プラットフォーム「NCS TI」、セキュリティソリューション「NCS EDR」、サイバーセキュリティ監視センター「NCS SOC」が含まれる。
NCSの責任者は発表式典で、「300以上の一般的な攻撃技術に対応し、12の専門的なAIモデルに学習させることで、リスクの迅速な識別と手動操作の削減を実現した」と述べた。
2024年にはベトナムの約半数の機関や企業がサイバー攻撃を受けた。しかし、その半数以上が十分なセキュリティ対策を講じておらず、専任のセキュリティ担当者が不足しているのが現状だ。