ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第25回】越橋人による無添加フォー、ベトナム・フレンチいいとこ取りのチキン料理!

2018/07/18 12:00 JST配信

こんにちは!

このコラムは、Digital Ship Company Limited のスタッフが交代でお届けしています。

今回お届けするのは、結婚を機に最近ダナンに移住したばかりの AIKO です!

ダナン市公認キャラクターのダロンくんと一緒にダナングルメ情報をお伝えします!

「今回は何を食べようかな~」

みなさんは Viet Kieu(越僑)と言う言葉を知っていますか?

Viet Kieu(越僑)というのは、中国における華僑、インドにおける印僑と同様、海外移住したベトナム人を意味します。

今回はその 越僑人による「おふくろの味」 をご紹介致します!

ご紹介するのは、 無添加のフォー を提供するお店「 Pho Viet Kieu (フォー・ベトキエウ)」と ベトナム・フレンチスタイルのチキン料理屋Ga Kim Chuong (ガー・キムチュオン)」の2店舗です。

かつて統治していたフランスを始め、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど、世界各国に越僑人が暮らしています。

海外ベトナム人協会によるとその数は300万人に及び、人口の3.6%にもなります。

ベトナム料理は、その越僑人によって世界各国で違う形で変化していきました。

今回ご紹介するレストランのメニューは、ダナン生まれダナン育ちの越僑人によってつくられたものです。

オーナーの Duyさんは、1977年にベトナム戦争のため、祖国を離れた越僑人です。

親を戦争で殺され、兄妹と共にボートで海に逃げました。

多くの人でぎゅうぎゅうのボートの上で、何週間も飲まず食わずの状態が続き、ようやくある大きなフランスの船が通りかかり、救助されました。

彼女は、自分を救ってくれた人たちの国であるフランスに移住を決意しました。

フランスのフレンチレストランで働き、その後、自分の故郷の味を知ってもらいたいという願いで自分のベトナム料理レストランをオープンしました。

欧米の方が食べやすいよう、ベトナム料理にフランスの味を少し付け加え、大変評判が良かったそうです。

ある日、46年間離れていた故郷であるダナンに戻ってみることにしました。

フランスで親しまれた味を、ダナンの人々、ダナンに来る観光客の人々に知ってもらいたいと、無添加のフォー、そしてフランス・ベトナムのいい部分を加えたチキンのお店をオープンすることを決意しました。これらのお店は共に、ダナンのビーチに近いエリアに位置しています。

無添加フォーのお店「Pho Viet Kieu」

こだわりのフォーが評判のお店の名前は、 Pho Viet Kieu(フォー・ベトキエウ)

こちらのお店は一軒家を改装してオープン

丸1日かけて作られるスープ、無添加の純正麺、オーストラリア産の柔らかいミディアムレアのビーフが口の中でとろけます。

パクチーはお好みで入れて下さい。

他のフォーの店では、スープは市販のインスタントを使用しているところが多いので、この店のフォーは添加物を気にする方には特にヘルシーでオススメです。

日本人の口にも合います。

フォー・ボー(牛肉のフォー)

これでたったの8万8000VND(430円)。

フォーの種類はビーフの他に、チキンもあります。

チキンのお店「Ga Kim Chuong」

続いてのお店は、 Ga Kim Chuong(ガー・キムチュオン) です。

こちらのお店は Pho Viet Kieu のお店の通りの隣の通りにあります。

「KCC」というロゴが目印です。

店先にはロゴがたくさん!

このレストランでは全部で4種類のチキンを楽しめます。

長時間じっくり調理されたチキンなので、お肉が非常に柔らかいです。

フレンチのスタイルを盛り込んでおり、白ワイン、マッシュルームとキャラメルのソースや、ハーブとガーリックバターのチキンなど、ベトナムとフレンチのいいとこ取りです。

このチキン1皿でなんと7万7000VND(約370円)!

チャーミングな Duyママ

いかがでしたか?

ヘルシーで、真心がこもったベトナムのおふくろの味をダナンで、お手頃な価格で楽しめます。

みなさんも、ダナンに来る機会がありましたら、是非 Duyママの味をお楽しみください。

無添加フォーのお店の詳細はこちら >> Pho Viet Kieu(フォー・ベトキエウ)

チキンのお店の詳細はこちら >> Ga Kim Chuong(ガー・キムチュオン)

著者紹介
Digital Ship Company limited
Digital Ship(デジタルシップ)はラボ型オフショア開発を行うIT会社。日本企業の進出先として注目されるベトナムの中部に位置するダナン市に拠点を構えて、グループ会社では、市場調査から、M&A、会社設立、人材確保に至るまで、幅広くコンサルティングサービスを提供。日本食レストランも経営。お土産事業Happy Danangは社内ベンチャー。rn
Happy Danang~ダロンが行く!ダナン情報~
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
中部の豪雨・土砂崩れ、死者・行方不明者が52人に増加 (21日)

 農業環境省の速報によると、中部地域の豪雨と土砂崩れにより、各地で甚大な被害が出ており、21日午前までに、死者・行方不明者数は52人となっている。  内訳は、死者43人(◇南中部地方ダクラク省:16人、同...

ベトナムとアルジェリア、戦略的パートナーシップに関係格上げ (21日)

 アルジェリアを公式訪問したファム・ミン・チン首相は、首都アルジェで19日、同国のシフィ・グリエブ首相と会談した。両首相はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで一致した。  ...

ベトナム航空、エティハド航空とコードシェア開始 (21日)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空(Etihad Airways)とコードシェア提携を開始した。これにより、ベトナムから中東、欧州、アフリカへ

ハノイ郊外の2つのトンネル、軍幹部をかくまった地下要塞 (16日)

 フランス軍との9年間におよぶ抗戦中、ハノイ市の旧ドンアイン郡ナムホン村(現在のフックティン村)と旧タインオアイ郡タムフン村(現在のタムフン村)の住民たちは、戦火から村を守り、また軍幹部をかくまいながら...

ダクラク省:洪水で製糖工場から硫酸缶100本が流出 (21日)

 南中部地方ダクラク省ソンタイン村(xa Son Thanh)警察のグエン・ティ・マイ・フオン署長は20日、中部各地を襲った豪雨と洪水災害により、同村にあるトゥイホア製糖工場に保管してあった硫酸缶100本が流されたと...

25年10月の対日貿易収支、1531億円の黒字 前年同月比+8.1%増 (21日)

 日本の財務省が発表した2025年10月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+8.1%増の1530億9700万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+16.4%増の2618億9600...

VTCオンライン、韓国ゲーム会社と提携 プラットフォーム構築へ (21日)

 ゲーム開発などを手掛ける韓国のスマイルゲート(Smilegate)はこのほど、ベトナムの大手ゲーム会社VTCオンライン(VTC Online)と覚書(MOU)を締結した。  MOUにより両社は、スマイルゲートのゲームプラットフ...

グラブ、「外食」サービス導入 飲食店検索や配車も可能 (21日)

 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は、「グラブ」のアプリ上で、飲食店の検索から予約、配車、店での食事までを一体で提供する「外食(Di an nha hang)」サービスを導入した。 ...

中部の豪雨・土砂崩れで21人死亡・行方不明 (21日)

 農業環境省によると、20日午前8時30分までに、中部地域の豪雨と土砂崩れにより計21人が死亡した、または行方不明となった。  内訳は、死者16人(◇南中部地方カインホア省:11人、◇北中部地方フエ市:2人、◇...

神奈川県知事、「ブルー・ライト・ヨコハマ」の越語版MVを公開 (21日)

 神奈川県の黒岩祐治知事が「クロリン(Kurorin)」名義で歌う、いしだあゆみの代表曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」のベトナム語版ミュージック・ビデオ(MV)が、このほどユーチューブ(YouTube)で公開された。 ...

食品虚偽広告事件、ミスコン優勝者ら人気インフルエンサーに禁固刑 (21日)

 成分を偽装した野菜キャンディ「ケラ(Kera)」の製造と顧客に対する詐欺の事件で、ホーチミン市人民裁判所は19日、人気インフルエンサーを含む5人の被告に有罪判決を下した。  被告らは2024年から、「ケラ」...

地場シンクゾーン、大人向け音楽教育スタートアップに出資 (21日)

 地場ベンチャーキャピタル(VC)のシンクゾーン・ベンチャーズ(ThinkZone Ventures)は、音楽教育スタートアップのサニーデイズ・ピアノ(Sunny Days Piano)への出資を発表した。今回の投資は、同社が10月に立ち上...

ハノイ国家大学で分析開発教育センター開所、日越が連携 (21日)

 ハノイ市のベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)ホアラックキャンパスで18日、分析開発教育センター(分析R&Eセンター)の開所式が開催された。開所式には、日越双方から大学や政府機関、企業の関係者など多...

AZEC日越ハイレベル会合、エネルギー協力推進へ (21日)

 在ベトナム日本国大使館とベトナム商工省は17日、「第4回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)日越ハイレベル会合」を共催した。  会合は、伊藤直樹駐ベトナム日本国大使とグエン・ホアン・ロン商工次官が...

広島県、カントー市と環境・エネルギー産業分野の協力協定を再締結 (21日)

 広島県は10月28日、南部メコンデルタ地方カントー市との間で、環境・エネルギー産業分野における協力協定を再締結した。  これは、省・市再編に伴い、これまで環境浄化産業分野における協力協定を締結して...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved