フィリップス・カーボンブラック・ベトナム社は22日、東南部バリア・ブンタウ省のミースアンA工業団地で国内初となるカーボンブラック工場の建設を着工した。23日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
同案件の投資総額は8400万米ドル(約65億4000万円)、建設は2段階に分けて実施され、工場と共に電力を供給する発電所も建設する。第1期では6300万米ドル(約49億円)を投資する。第1期完了時点の生産能力は6万t、出力は12メガワットを見込んでいる。第2期では2100万米ドル(約16億4000万円)を投資し、生産能力11.5万t、出力18メガワットまで増強する計画。完成時期は2012年10月の予定。