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- ディンブー・カットハイ経済区内
- 国営系港湾運営大手ハイフォン港が投資
- ハイフォン港の総合的な取扱能力を強化
北部紅河デルタ地方ハイフォン市に本拠を置く国営系港湾運営大手ハイフォン港[PHP](Hai Phong Port)とベトナム海事水路局は13日、同市のディンブー・カットハイ(Dinh Vu - Cat Hai)経済区内のラックフエン(Lach Huyen)港湾地区にある第3埠頭と第4埠頭の開業式を開催した。
同プロジェクトはPHPが投資する国家重点案件の一つで、2019年に首相が承認した。投資総額は6兆9460億VND(約390億円)。
埠頭2本はそれぞれ全長375m、水深16mで、満載で最大積載量10万DWT、部分積載で同20万DWTのコンテナ船が接岸できる。さらに、バージ専用バースや先進的な荷役設備も整備されており、年間最大150万TEUの貨物取扱能力を有する。
両埠頭の稼働により、ハイフォン港の総合的な取扱能力が一段と強化され、北部地域のロジスティクスネットワークの競争力向上が期待される。また、ハイフォン市の海洋経済をグリーンで持続可能な成長モデルへと転換する上でも重要な一歩となる。
なお、2024年におけるハイフォン港の貨物取扱量は1億9000万tで、2025年には2億1200万tへと増加する見通しだ。