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マクロ経済:物価上昇率(CPI)
ベトナムの消費者物価指数(CPI)の推移を見ると、2000年代から2010年代初頭にかけては変動が大きく、インフレ圧力の強い局面が繰り返し生じていた。2008年には+23.0%、2011年には+18.6%といずれも二桁の高インフレを記録した。世界的な商品価格高騰や金融危機に加え、国内のマクロ不安定要因が重なったことが背景にある。当時は物価安定が経済運営の最優先課題と位置付けられていた。
2014年以降は物価の変動が大きく落ち着き、CPIはおおむね+2~4%台で推移しており、マクロ経済の安定に寄与している。金融政策の引き締めと緩和を組み合わせた運営や、価格管理の強化により、インフレ抑制が定着したことを示している。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年以降も、物価は大きな混乱を回避し、比較的安定した動きが続いた。エネルギー価格や物流コストの上昇を背景に、2022年以降はやや上昇したものの、2023年は+3.3%、2024年は+3.6%、2025年は+3.3%と管理可能な範囲に収まっている。
総じてベトナムのCPIは、かつての高インフレ・高変動の局面から、低~中程度で安定したインフレ環境へ移行した。金融政策や為替運営に対する信認が高まり、さらには中長期の投資環境の安定性も向上しているといえる。

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