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- 第4オモン火力発電所の建設契約を締結
- 発電容量合計1155MW、28年竣工予定
- カントー市含むベトナム南部に電力供給
韓国の重工業企業である斗山エナビリティ(Doosan Enerbility)はこのほど、ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)との間で、第4オモン火力発電所の建設工事に向けた契約を締結した。
建設にかかる費用は、約9000億ウォン(約950億円)に上る。斗山エナビリティは、第2電力建設コンサルティング[TV2](Power Engineering Consulting 2=PECC 2)とコンソーシアムを組むことで、今回の契約を獲得した。同事業では主要な発電所関連設備の供給と建設、試運転などを担当する。竣工は2028年の予定だ。
第4オモン火力発電所の発電容量は、合計1155MWに達する。南部メコンデルタ地方カントー市を含むベトナム南部に電力を供給する役割を担う。
斗山エナビリティによると、ベトナムは2030年までに最大37.4GW規模の火力発電所を建設する計画があるという。これに合わせて同社は、さらなる受注の拡大を狙うとしている。
同社は2025年に入り、ベトナムを含む海外で計5件、約4兆3000億ウォン(約4550億円)分の建設を受注するなど、火力発電所の建設に強みを見せている。