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- コードシェア協定で北欧との接続向上
- 冬季需要が高い北欧は将来性ある市場
- 年末にはHCM~コペンハーゲン線就航
全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は13日、スカンジナビア航空との間で、ベトナムと北欧(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)間の接続強化に向けたコードシェア協定を締結した。
今回の提携を通して同区間のコードシェア便を運航することで、乗客はハノイ市またはホーチミン市から、コペンハーゲン、ストックホルム、オスロなど北欧主要都市までの移動を一度の予約・チェックインで利用できるようになる。
また、HVNのマイレージプログラムの会員は、同じくスカイチームに加盟するスカンジナビア航空を利用する際にも、マイルを貯めたり使ったりすることが可能となる。
この提携により路線ネットワークが拡大し、乗客にとってより多くの選択肢と利便性が提供されるほか、ベトナムと北欧地域との経済、貿易、文化交流の促進にも寄与するという。
北欧は、安定した経済、高い生活水準、特に冬季の旅行需要の高さから、将来性のある市場とされている。2024年におけるベトナムと北欧地域間の旅客数は、前年比+37%の約14万4000人に達した。
この需要に応えるため、HVNは2025年12月、富裕層やビジネス客をターゲットに、ホーチミン市とコペンハーゲンを結ぶ直行便を新たに就航する予定だ。ホーチミン~コペンハーゲン線は12月15日から週3便運航する。出発時刻はいずれも現地時間で、ホーチミン発便(月・水・金)が22時45分、コペンハーゲン発便(火・木・土)が10時50分となる。機材はボーイングB787-9型機ドリームライナー(Dreamliner)を使用する。