![]() (C) 釜山港湾公社 |
- 戦略的パートナーシップ関係構築へ覚書
- 港湾関連産業のスマート化推進などで協力
- 釜山とベトナムの間の港湾取引が増加
釜山港湾公社(BPA)は13日、工業団地開発大手ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)との間で、戦略的パートナーシップ関係の構築に向けた覚書(MOU)を締結した。
MOUにより両社は、港湾インフラの開発と運営、港湾関連産業のスマート化推進、環境に優しい港湾・物流システムの構築などで協力する。
提携の背景には、釜山とベトナムの間の港湾取引が増えていることがある。BPAによると、2024年における韓国・ベトナム間のコンテナ取扱量は151万TEUで、うち釜山港は半分以上の80万TEUに達した。特に両国間のトランシップ貨物においては、韓国全体で40万TEUのところ、釜山港は39万TEUと大半を占めている。
釜山とベトナムをつなぐ定期航路は44路線ある。2024年にはホーチミン市のサイゴン港や北部紅河デルタ地方ハイフォン市のハイフォン港、旧バリア・ブンタウ省(現在のホーチミン市)のカイメップ港といったベトナム3大港と取引するコンテナ取扱量が、前年比で2桁成長を記録するなど、BPAにとってベトナムとの取引の重要性が高まっている。
BPAのソン・サングン社長は「工業団地やインフラ造成分野においてベトナムを代表するベカメックスIDCと提携することで、釜山港が保有する供給網の高度化が実現できる」と述べている。