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- R&D資産を分離で新会社を設立
- 設立当初はビンファストが37.64%出資
- その後はブオン会長に2200億円で譲渡
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は14日、研究開発(R&D)部門の資産を分離し、新会社「ノバテック・リサーチ・アンド・ディベロップメント(Novatech R&D)」を設立すると発表した。
新会社は、ビンファストの子会社ビンファスト・トレーディング・アンド・プロダクション(VinFast Trading and Production=VFTP)から切り離される形で設立し、完了済みR&D案件に関する投資資産を保有する。設立当初はビンファストが37.64%出資するが、その後はグループ創業者であるファム・ニャット・ブオン会長に譲渡する。譲渡額は約39兆8000億VND(約2200億円)となる。
VFTPは引き続きEVの製造と新技術の研究開発を担い、ノバテックR&Dが保有する知的財産権については、必要に応じてビンファストにリースバックされる。今回の取引は、創業者による長期的な成長支援の一環とみられる。
なお、ビンファストは7月中に国内でEV1万1479台を納車し、年初からの累計では7万9048台となった。