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- 新会社「CMCオープンAI」を設立
- AI戦略を具現化する重要なステップ
- 各種重要分野へのAI応用目指す
地場テクノロジー企業のCMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)は21日、人工知能(AI)分野の新会社「CMCオープンAI(CMC OpenAI=C-OpenAI)」を正式に設立した。
これは、2024年末に発表されたAI戦略「AI-X」を具現化する重要なステップで、ベトナム発のAI技術を世界に展開するための中核的な取り組みとなる。
CMCオープンAIは、CMGのクラウド基盤「CMC Cloud」および最新のデータセンターのインフラ上で稼働し、ベトナムにおけるデータ主権の確保を図る。
技術基盤には、CMGが独自に開発した25以上のコアAI技術を採用する。コンピュータビジョン、自然言語処理(NLP)、大規模言語モデル(LLM)、音声処理、データレイクハウス(Data Lakehouse)などが含まれており、これらの技術はすでに商用化され、国際的な評価も得ている。
CMCオープンAIは、◇国民向け・法務向けAIアシスタント(バーチャルアシスタント)、◇教育、◇医療、◇金融・銀行、◇製造業、◇公共行政サービスなどの重要分野へのAI応用を目指す。
今後の成長戦略として、CMGは2028年までに売上高10億USD(約1470億円)超、年平均売上高成長率+20%超を達成し、従業員数1万人超(うちAI人材比率40%)のグローバルなデジタルトランスフォーメーション(DX)・AI企業への成長を目指す。さらに2030年には、ベトナムのデジタルテクノロジー企業のトップ5入りと国際競争力の獲得を目標に掲げている。