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- 敷地面積1.7万m2のスタートアップ支援施設
- 1~3階は政府プログラムや人材育成の拠点
- 4~7階はテクノロジー企業の入居エリア
ホーチミン市のスアンホア街区(旧3区)チュオンディン(Truong Dinh)通り123番地で23日、クリエイティブスタートアップセンター「SIHUB(Startup & Innovation Hub of Ho Chi Minh City)」の竣工式が開催された。
同センターは、敷地面積約1万7000m2のスタートアップ支援施設で、公民連携による運営体制を採用し、スタートアップ企業に対して、各種支援サービスをワンストップで提供する。
同施設は、1~3階を政府主導のプログラムや人材育成の拠点として使用する。4~7階はベンチャーキャピタル、インキュベーター、国内外のテクノロジー企業などの入居エリアとなっており、入居企業に対し、直接投資や技術支援を行っていく。
竣工式に参加した同市人民委員会のチャン・ティ・ジエウ・トゥイ副主席は、ホーチミン市が「世界で最も活発なイノベーション・スタートアップ・エコシステムを持つ上位100都市」入りを目指していると強調し、Sihubはその中核施設として、スタートアップ・コミュニティの連携と技術革新を促進する役割を担うとした。
同市は今後、米国のAMDやNVIDIA、日本の三菱など世界的なテクノロジー企業をはじめ、フィンランドやオーストリア、英国、オーストラリア、韓国、シンガポールといった各国パートナーとの連携を強化していく方針を示している。投資誘致、技術移転、高度人材の育成、グローバルサプライチェーンの構築支援などを通じて、スタートアップ支援体制の強化を図っていく。
また、副主席はスタートアップ企業に対し、政府の支援制度や提供されるワークスペースを積極的に活用し、「官・学・民」連携を深めて研究成果の事業化を推進するよう呼びかけた。あわせて、研究開発(R&D)への投資拡大や新技術の導入、新たなビジネスモデルの構築によって、生産性と競争力の向上を図る必要性を強調した。