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- 国内トップはホーチミン港の22位
- ハイフォン港29位、カイメップ港30位
- 米中貿易摩擦の影響で取扱量が増加
英国の海運誌「ロイズリスト(Lloyd’s List)」はこのほど、2025年版「世界のコンテナ港トップ100」を発表した。ベトナムからはホーチミン港(ホーチミン市)、ハイフォン港(紅河デルタ地方ハイフォン市)、カイメップ港(ホーチミン市、旧・東南部地方バリア・ブンタウ省)の3港がランクインした。
このうちホーチミン港は、前年から3ランク上昇の22位となった。2024年の貨物取扱量は前年比+23.8%増の約910万TEUだった。ハイフォン港は29位(取扱量約710万TEU、前年比+12.8%増)、カイメップ港は30位(同約700万TEU、同+29.2%増)で、いずれも前年から4ランク上昇した。
ロイズリストによると、ベトナム3港の取扱量が増加した背景には米中貿易摩擦の影響があるという。
世界トップ100港の2024年における貨物取扱量は前年比+8.1%増の7億4360万TEUだった。アジアが依然として大きなシェアを握っており、中国だけで同年の取扱量の40%超を占めた。2位はシンガポールの4110万TEUだった。