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- 総面積約15万m2、生産能力2倍以上に拡大
- 汎用カメラモジュール生産の中核拠点に
- カメラモジュールの収益性を順次改善
韓国の部品メーカーであるLGイノテック(LG Innotek)は、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で新工場が完成し、稼働を開始したと発表した。
新工場の総面積は約15万m2。稼働により、同社のカメラモジュールの生産能力は従来の2倍以上に拡大する。同社は新工場が、汎用カメラモジュール生産の中核拠点になるとしている。
これに先立ち同社は2023年、新工場建設のため10億USD(約1480億円)を投資する計画を明かしていた。
同社でカメラモジュールを担当する光学ソリューション事業部の2024年の売上高は、全体の84%を占めた。しかし2025年1~6月期には、カメラモジュールの販売価格が前年同期比▲13.6%下落している。背景には、これまで独占的に供給してきた米アップル(Apple)が中国メーカーに供給網を拡大し、単価が下落したためだという。
ムン・ヒョクス代表は「ベトナムの新工場完成を機に、カメラモジュールの収益性を順次改善していく」と述べている。