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- 取締役会が出資持分の譲渡を承認
- 25年5月に約6.1億円追加出資
- 持株比率51.8%に引き上げ子会社化
工業団地開発大手キンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Group)は、ホーチミン市フンブオン大学(DHV)が子会社から外れたと発表した。取締役会が出資持分の譲渡を承認し、経営支配権を失った。
KBCは2025年5月に1100億VND(約6億1000万円)を追加出資し、持株比率を51.8%に引き上げてフンブオン大学を子会社化したが、わずか4か月で撤退することになった。
1995年に設立されたフンブオン大学は、ベトナムで初期に設立された私立大学の1つとして知られ、ホーチミン市内に4つのキャンパスを展開している。
一方、KBCは9月初めに資本金1兆5000億VND(約84億円)の新会社「キンバック・ドンタップ(Kinh Bac Dong Thap)」を設立した。KBCは、出資比率90%に相当する1兆3500億VND(約75億円)を出資した。新会社は不動産開発を主業とし、南部メコンデルタ地方ドンタップ省に本社を置く。
KBCの2025年1~6月期業績は、売上高が前年同期比3.5倍の3兆6910億VND(約206億円)、税引後利益が同6.5倍の1兆2510億VND(約70億円)に増加した。9月末時点の終値は1株あたり3万6100VND(約202円)で、時価総額は33兆9970億VND(約1900億円)となっている。