![]() (C) vneconomy |
- 男性用衣料のEC展開、生産・販売も自社で
- クールジャパン機構も新規投資家で参加
- 女性向け市場拡大、実店舗展開、海外進出
男性用衣料に特化した電子商取引(eコマース=EC)を展開し、生産から販売まで自社で手掛けるクールメイト(Coolmate)は、シリーズCラウンドの資金調達を完了した。調達額は明らかにされていない。
今回の資金調達は、シンガポールのテマセク(Temasek)と財政省が支援するバーテックス・グロース・ファンド(Vertex Growth Fund)が主導し、既存投資家のシンガポールに本社を置くバーテックスベンチャーズ・サウスイーストアジア&インディア(Vertex Ventures Southeast Asia & India)と、マレーシアのベンチャーキャピタルのカイラス・キャピタル(Kairous Capital)も引き続き参加した。
また、新規投資家として、株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構、東京都港区)、韓国の大手繊維グループ傘下のヨンウォンCVC(Youngone CVC)が加わった。
調達資金は、今後の成長加速に向けた3つの戦略分野に充てられる。同社は女性向け市場の拡大を図っており、2025年3月に女性向けスポーツウェアを投入した。2030年までに売上高の40%を女性顧客が占める体制を目指す。
また、実店舗展開を進め、2025年末に初の直営店をオープンする計画だ。2030年までに、店舗販売の売上高構成比を40%に引き上げる。
さらに、海外市場への進出も強化する。米国ではスポーツソックスがアマゾン(Amazon)でベストセラーとなるなど成果を上げており、今後は東南アジア市場での展開を本格化させ、2030年までに海外売上高の割合を50%に引き上げる計画だ。
同社はこれまでに、2022年5月のシリーズAラウンドで200万USD(約3億1000万円)、2024年11月のシリーズBラウンドで600万USD(約9億2000万円)を調達している。
厳しい資金調達環境が続く中で、同社が引き続き海外ファンドから出資を得たことは、同ブランドへの信頼の高さを示している。
・ メンズアパレル通販「クールメイト」、600万USD調達 (2024/11/01)
・ メンズアパレル通販のスタートアップ「クールメイト」、設立4年で売上高80倍に (2023/09/15)
・ 「フォーブス・アジア注目の100社」、ベトナムから3社選出 (2023/09/05)
・ メンズアパレル通販のスタートアップ「クールメイト」、230万USD追加調達 (2022/09/07)
・ メンズアパレル通販のスタートアップ「クールメイト」、200万USD調達 (2022/05/18)

から



)
)
)
)
)
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)













