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ジャックフルーツ、公式ルートで中国輸出

2025/12/02 14:04 JST配信
  • ジャックフルーツの生果実を中国に輸出
  • 25年に署名した5件目の農産物関連議定書
  • 中国はベトナム産農産物の最大の輸出先

農業環境省はこのほど、中国海関総署(GACC)との間で、ベトナムのジャックフルーツの生果実の中国輸出に関する議定書に署名した。

 これにより、ベトナムのジャックフルーツの生果実が公式ルートを通じて中国に輸出される。

 2025年に署名された農産物関連の議定書としては、トウガラシ、パッションフルーツ、米ぬか、未加工ツバメの巣に続き5件目となる。

 GACC側は、2025年はベトナムと中国の外交関係樹立75周年に当たり、農産物分野での協力が一段と深まっていると評価した。中国は、ベトナム産農産物の最大の輸出先で、2025年1~10月期の輸入額は87億USD(約1兆3600億円)に達した。

 チャン・ドゥック・タイン農業環境相は、両国の農産物貿易は年々拡大しており、2025年1~10月期はすでに2024年通年の実績を上回ったと述べた。

 農業環境省によると、2025年1~10月期の果物・野菜輸出額は前年同期比+15.1%増の70億9000万USD(約1兆1000億円)で、うち中国向けが62.9%を占めた。議定書の効果や市場開拓が進むことで、2025年通年の果物・野菜輸出額は85億USD(約1兆3300億円)に達する可能性がある。

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