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財政省傘下統計局(NSO)はこのほど、2026年経済センサス(企業・事業所を対象とした大規模統計調査)の速報結果を発表した。
速報結果によると、稼働中の企業の総資本規模は2025年末時点で8京2800兆VND(約510兆円)となり、前年比+14.5%増、2020年比+69.9%増となった。また、全企業の売上高も4京5300兆VND(約277兆円)に達し、前年比+13.1%増、2020年比+65.6%増と順調な成長を示した。

資本増をけん引する非国営企業とFDI企業
資本増の原動力は、非国営企業と海外直接投資(FDI)企業だ。非国営企業の資本は2020年比+69.4%増の4京9000兆VND(約300兆円)で、全体で最も大きな割合を占めた。FDI企業は1京7100兆VND(約105兆円)となり、2020~2025年の期間で最も高い伸びとなる同+83.1%増を記録した。
一方、国営企業は同+59.6%増の1京6700兆VND(約102兆円)だった。
非国営とFDIが企業の売上高をけん引
売上高を企業形態別に見ると、非国営企業が2020年比+63.9%増の2京5900兆VND(約159兆円)で最大となった。次いでFDI企業が同+78.1%増の1京4500兆VND(約89兆円)となり、高い成長率を示した。
一方、国営企業は同+43.9%増の4900兆VND(約30兆円)だった。
労働者1人当たりの平均売上高は26億VND(約1600万円)となった。
サービス業や主要経済圏に資本と売上が集中
分野別では、サービス業が資本5京9600兆VND(約366兆円、2020年比+84.7%増)、売上高2京3100兆VND(約142兆円、同+71.6%増)で、いずれも最大となった。
資本を地域別に見ると、北部紅河デルタ地方が2京7100兆VND(約166兆円)で首位となり、東南部地方が2京1300兆VND(約130兆円)で続いた。南部メコンデルタ地方は2600兆VND(約16兆円)にとどまったが、資本が2020年の約2.75倍となり、際立った成長を見せた。
労働者1人当たりの平均資本額は47億VND(約2900万円)に増加した。
稼働中の企業数は約86万社
調査対象となった122万0678社のうち、2025年末時点で稼働中の企業は85万9048社で、前年比+2.4%増、2020年比+25.5%増となった。このうちFDI企業は同+33.9%増と好調で、ベトナムの投資環境の魅力やサプライチェーンシフトの流れを反映している。
企業部門の労働者数も2020年比+19.7%増の約1760万人となり、雇用創出力の拡大を示した。
一方、国営企業は再編方針のもと、同▲9.8%減の1770社に減少した。
また、調査過程で、登録住所で活動していない企業が6000社超あることも判明した。
なお、2026年経済センサスは630万以上の経済事業所を対象にした過去最大規模の調査で、情報技術(IT)や行政データの活用により、当初の計画から7か月前倒しで速報結果の発表にこぎ着けた。
ゴ・バン・トゥアン財政相は、今回のセンサスは統計分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた総演習でもあると述べている。

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