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シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)はこのほど、2026年における東南アジアの主要6か国(インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナム)のカフェチェーン市場に関する年次レポートを発表した。
レポートによると、2025年のベトナムにおける近代的なカフェチェーンの市場規模は13億4000万USD(約2130億円)で、東南アジアで第3位となった。また、地場コーヒーチェーン「ミラノ(Milano)」の店舗数が2000店を突破し、域内のコーヒーチェーンとして4位にランクインした。
東南アジアの市場規模は99億USD、ベトナムは第3位
東南アジアの近代的なカフェチェーンの市場規模は、2021年の65億USD(約1兆0300億円)から2025年には99億USD(約1兆5700億円)へと+52%拡大した。この急成長は、デジタル化による生産性の向上、顧客層の拡大、そしてオンラインプラットフォームの台頭が牽引している。
国別で見ると、インドネシアが35億1000万USD(約5600億円)で域内最大の市場規模を誇る。次いでタイが22億5000万USD(約3600億円)で2位、ベトナムは13億4000万USD(約2130億円)で3位となった。
ベトナムの市場成長は、独自の豊かな飲料文化と国内のコーヒー生産能力、さらには大規模な地場チェーンの台頭に支えられている。
ベトナム市場では、中国系の庶民的なタピオカミルクティー・ソフトクリームブランド「ミーシュー(Mixue)」のほか、「ミラノ」、地場の「フックロン(Phuc Long)」や「ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)」などが大きなシェアを握っている。
ミラノコーヒーが店舗数で域内第4位に
2026年2月時点で、東南アジアにおいて1000店舗余りを展開するコーヒーチェーンは7ブランド存在する。ベトナムからは「ミラノ」が唯一ランクインし、店舗数は2000店超で、米コーヒーチェーン大手「スターバックス(Starbucks)」と並び域内第4位に位置している。
首位はタイのコーヒーチェーン最大手「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」で4400店舗超、第2位は同「パンタイコーヒー(PunThai Coffee)」の2200店舗超となっている。
第4位の「ミラノ」と「スターバックス」の後には、タイの「インタニン(Inthanin)」の1300店舗超、インドネシアの「コピ・ケナンガン(Kopi Kenangan)」の1200店舗超、マレーシアの「ズスコーヒー(ZUS Coffee)」の1000店舗超が続いている。
一方で、茶飲料セグメントはコーヒーに比べて市場が細分化されており、1000店舗を超えるブランドは少ない。茶チェーンのトップは「ミーシュー」で、新規出店ペースは落ち着きつつあるものの、4900店舗余りを展開し、圧倒的な首位を維持している。
モメンタム・ワークスのアナリストによると、飲食(F&B)チェーン市場のネットワークが成熟しつつある現在、業界の焦点は変化している。企業は単なる店舗網の拡大から、生産性の向上、顧客体験の最適化、店舗ごとのユニットエコノミクスの改善といった運営効率の向上へと戦略をシフトしており、これらが今後の投資効果や競争力を左右する重要な要素になると分析している。
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