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南中部地方ザライ省人民委員会は、同省初となる人工知能(AI)を活用したコーヒーの研究開発施設「AIコーヒー研究開発・ザライ研究所」プロジェクトの投資方針を承認した。
プロジェクトの投資総額は3260億VND(約20億円)で、同省に本社を置くコーヒー輸出大手であるビンヒエップ(Vinh Hiep)が全額を出資して実施する。同省ダクドア村(xa Dak Doa、旧ザライ省ダクドア郡)の約157haの用地で、50年間にわたり展開される。
同プロジェクトは、コーヒーの品種改良や栽培技術の確立、企業や農家への技術移転を目的としている。AIを活用した栽培地域の管理や病害虫予測、ダッシュボードによる一元管理システムの構築が特徴だ。施設では年間50~100系統を対象とした試験や100万~500万本の苗木生産、年間2万~4万サンプルの分析を行うほか、1日1~3tの処理能力を持つ試験加工ラインなどを整備する。2026年10~12月期に手続きを完了し、2028年10~12月期の稼働開始を目指す。
ビンヒエップは、ベトナムのロブスタ種輸出量の12%超を占める大手企業で、2万人超の農家と提携し、世界60か国以上に輸出している。南中部高原地方で第2位のコーヒー生産地であるザライ省では、現在も未加工の農産物輸出が主流だ。このため、同省は同社による高度加工の推進と、付加価値の向上による農家への確実な利益還元に強い期待を寄せている。

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