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ベトナムの株式市場が21日付けで、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場分類において従来の「フロンティア市場」から「セカンダリー新興国市場」へと昇格する。
市場昇格に先立ち、18日に開催されたカンファレンスでは、政府高官や国際機関の代表が一堂に会し、これまでの市場改革の成果を評価するとともに、さらなる資本市場の開放と国際統合に向けた決意を表明した。
法制度改革と市場の質的向上
ゴ・バン・トゥアン財政相は、今回の市場昇格をベトナム金融市場における歴史的な節目と位置付け、マクロ経済の安定維持と投資環境の整備を継続する姿勢を示した。
資本市場の発展に向けては、管理体制の強化と市場規律の徹底、国際基準に沿った制度整備による海外投資家の利便性向上、新たな市場モデルや金融商品の法的基盤整備という3つの主要方針を推進してきた。
政府や財政省、国家証券委員会などの連携による制度改革が結実し、2025年9月の見直しで新興国市場への昇格が発表され、2026年4月の評価を経て、予定通り21日に適用されることとなった。
今後は2030年までの戦略および2045年までのビジョンに基づき、流動性の向上や管理・監視機能の拡充を進める方針だ。
国際社会からの評価と展望
イアン・グラント・フルー駐ベトナム英国大使は、今回の昇格はベトナム経済の力強い変革を示すものであり、先端製造業やクリーンエネルギーなどの分野で国際資金の流入が期待できると述べた。
また、世界銀行(WB)ベトナム担当ディレクターのマリアム・J・シャーマン氏は、ベトナムの長年にわたる改革の成果を祝福し、同行が2019年からベトナム株式市場の改革を支援してきたことに言及した。
FTSEラッセルのフィオナ・バセット最高経営責任者(CEO)は、同社の指数を参照する運用資産が世界で22兆USD超(約3400兆円)に上ることを説明した上で、市場区分の変更はゴールではなく、市場の拡大と健全性の維持に向けた新たな第一歩であると強調した。
今回の新興国市場への昇格により、ベトナム株式市場は世界の機関投資家の間で認知度が高まり、質の高い長期資金を呼び込む好機を迎えている。国際金融市場の変動が続く中、制度の柔軟な運用と持続可能な成長モデルの構築が今後の課題となる。
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