2月28日、久光ベトナム製薬有限会社のベトナム人社員が外商銀行(ベトコムバンク)のATMで口座残高を確認したところ、去年の11月から一度もキャッシュカードを使用していなかったにも関らず、口座から650万ドン(約4万8000円)が消えていた。
この社員がすぐに同行に問い合わせたところ、担当者は「銀行側のミスではない。恐らく、あなたがうっかり忘れているか、誰かがカードを利用したのでしょう」と断言し、責任を取ろうという姿勢は一切見られなかった。
このような事件は、今回が初めてではなく、これまでも一部地域で被害が発生していた。全額が引き出されてしまうケースは少ないが、預金者が気付かぬうちに、口座残高が減少していたケースは多く、今回の事件は氷山の一角だと見られている。