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- 日中ASEANでの機動的な生産体制を整備
- カトーレックと連携、生産インフラ活用
- より一層質の高い電源製品の開発に注力
ヒューマンソリューション事業やエレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業などを手掛けるnmsホールディングス株式会社(東京都新宿区)グループでPS事業を担うパワーサプライテクノロジー株式会社(PST、三重県松阪市)は、ベトナムにおける電源製品の生産を開始する。
ベトナムでは外部EMS企業と連携し、日本・中国・ASEANでの機動的な生産体制を整える。日本国内ではグル−プ内EMS事業の経営資源を活用して生産能力を拡充し、研究開発(R&D)センターも設置。設計開発から試作・量産・販売に至る機動力を上げ、多様化する顧客のニーズに応えていく。
PSTは、主力製品のカスタム電源、トランス、マグネットロールなどの開発・設計から販売まで、一貫対応することにより、最適な電源ソリューションを提案している。これまで、松阪本社(三重県松阪市)、松阪工場(松阪本社敷地内)を営業・開発拠点とし、中宝華南電子(佛山)有限公司(中国・広東省)に加え、グル−プ内EMS事業の機能も活用して生産を行ってきた。
しかし、顧客の生産における市場・地域の分散化や、BCP対応の観点から、ベトナムでの生産ニーズが高まっており、このたびベトナムへの生産展開を行うこととした。
ベトナムでの生産は、カトーレック株式会社(東京都江東区)と連携し、ハノイ市にあるカトーレックのベトナム工場の生産インフラを活用する。PSTは、ベトナムにおける生産をカトーレックに委託することで、設備投資や生産にかかる費用を設計・開発に振り向けることで、より一層質の高い電源製品の開発に注力する。