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- 92年にベトナム沖15-2鉱区の権益取得
- ランドン油田・フンドン油田を発見・開発
- 98年に原油生産開始、アジア各国にも供給
JX石油開発株式会社(東京都千代田区)が100%出資する日本ベトナム石油株式会社(東京都千代田区)は、1992年にベトナム沖15-2鉱区の権益を取得して以来、ランドン油田およびフンドン油田を発見・開発し、オペレーターとして生産操業を継続しているが、13日に同鉱区の累計原油生産量が2億5000万バレル(1バレル=約159L)に達した。
日本ベトナム石油は、1992年に同鉱区権益を取得し、1998年より原油生産を開始した。生産された原油はベトナム国内だけでなく、日本をはじめアジア各国にも供給されている。
また、日本ベトナム石油は、石油・天然ガス開発業界では世界初となる原油随伴ガスの回収・有効利用によるクリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism=CDM)事業を実施しているほか、ベトナム初となるHCG-EOR技術の導入やCO2-EORのパイロットテストの実施といった様々な試みにより、ベトナム政府からも評価されている。さらに、20年以上にわたり連続休業災害ゼロを達成し、現在も継続中だ。
JX石油開発はベトナムをコア事業国の1つと位置付けており、今後も同事業を通じて蓄積した知見・経験を活用し、同鉱区の価値最大化を目指す。
なお、15-2鉱区のパートナーおよび権益比率は、日本ベトナム石油が39.5%、シンガポールのバタビア・オイル(Batavia Oil)が30.5%、ペトロベトナムグループPVN)傘下の石油ガス試掘・掘削総公社(PVEP)が30.0%となっている。