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- 白きくらげの菌床を日本から輸入して栽培
- 高品質かつ安全な白きくらげを現地生産
- 7月下旬からは年3回のサイクルで定期栽培
東北部地方バクザン省で、日本で美容・健康食材として注目される「白きくらげ」の本格的な定期栽培が始まった。白きくらげの菌床を日本から輸入しての栽培は、ベトナムで初めての試みとなる。
日本農産物協会(JAPAN AGRICULTURAL PRODUCT COOPERATIVE、バクザン省)が生産を担い、きくらげ堂産業合同会社(宮崎県西都市)が技術監修・品質管理を手掛ける。
同プロジェクトでは、日本から輸入した無農薬菌床を使用し、外気の影響を最小限に抑える断熱仕様のハウス内で、温湿度を徹底管理しながら栽培することで、高品質かつ安全な白きくらげの現地生産を実現する。
これに先立つ2024年11月には、約2000本の白きくらげ菌床による試験栽培を実施した。6月30日には、日本で現在培養中の菌床4032本を博多港からベトナムに輸送する予定だ。これにより、7月下旬からは年3回のサイクルで本格的な定期栽培を開始する。
なお、ベトナム国内での生きくらげ販売については、イオンベトナム(AEON Vietnam)と交渉中だという。このほか、日本国内での営業活動も開始しており、日本への輸出に向けた物流・販売体制の準備も進んでいる。