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- トヨタ、ベトナムでHV生産開始へ
- HV生産ラインに総額3.6億USD投資
- トヨタ・ベトナムは設立30周年
トヨタ・ベトナム(TMV)は25日午前に行われたホー・ドゥック・フォク副首相との会談後、国内初となるハイブリッド車(HV)生産ラインに総額3億6000万USD(約540億円)を投資する計画を発表した。
TMVの仲野敬太社長は、今回のHV現地生産開始について、「環境に優しい技術をベトナムの消費者に広め、国内自動車産業の発展を後押しする重要な一歩となる」と強調した。
トヨタ・ベトナムは1995年9月の設立で、出資者はトヨタ自動車、ベトナム動力農業機械総公社[VEA](Vietnam Engine And Agricultural Machinery=VEAM)、シンガポールのクオグループ(Kuo Group)の3社。北部地方フート省(旧ビンフック省)にある工場はアジア太平洋地域でも高品質な生産拠点として評価されている。
会社設立から30年で累計70万台超を生産し、国内販売は100万台超、輸出額は10億USD(約1500億円)超となった。同社は国内の部品サプライヤー61社と連携し、直接雇用は約1500人、関連会社を含めた雇用は7万6000人超に上る。
トヨタは今後もベトナムへの投資を拡大し、生産効率の向上、車種ラインアップの拡充、電動化車両の比率引き上げ、部品の現地調達率向上を目指す方針だ。