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- 求人サイト「JobOKO」の25～26年給与レポート
- ベトナム労働市場では賃金水準が引き続き改善
- 求人が多い営業分野は一般職と管理職の格差大
求人情報サイト「JobOKO」が先般発表した「2025～2026年給与レポート」によると、2025年のベトナム労働市場では賃金水準が引き続き改善した。高度な専門性、実務経験、テクノロジー適応力を要する各職種は、平均を上回る高水準の給与を維持している。
医療・医薬品分野と情報技術(IT)・ソフトウェア分野は、現在の労働市場で最も高い給与水準を保っている。管理職または経験3年以上の部門長では、医療・医薬品分野で月給5000万～7000万VND(約30万～42万円)、IT・ソフトウェア分野で4500万～5700万VND(約27万～34万円)となった。JobOKOは、デジタル変革の加速や人工知能(AI)活用の拡大、高度人材の不足などが、これらの分野の高収入を長期的に支えていると分析した。
金融・銀行・会計監査分野も高水準の給与を維持しており、特に管理職で顕著だった。部門長は月給4000万～6500万VND(約24万～39万円)で、一部の上級管理職では月給1億～2億VND(約59万5000～119万円)に達した。
また、メカトロニクスおよび技術・製造分野も海外直接投資(FDI)拡大を背景に、給与が上昇した。経験5年以上の技術者は月給2000万～3000万VND(約12万～18万円)、管理職・部門長では4500万～6500万VND(約27万～39万円)が目安となっている。
営業分野は求人需要が高い一方、収入の格差が大きかった。一般職の基本給は800万～1500万VND(約4万8000～8万9000円)だが、管理職では3000万～4000万VND(約18万～24万円)に達し、歩合給を含めるとさらに高額になる。
なお、中国語、日本語、韓国語などの外国語能力を要する職種は、外国語能力を持たない同等の職種と比べ+30～100％高い給与が得られ、一部職種では120％の差がみられた。
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