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グエン・スアン・フック首相は10日、カンボジアの首都プノンペンで同国のフン・セン首相と会談した。両首相はカンボジア在住のベトナム系カンボジア人の法的地位の問題について、カンボジアの法律と両国の近隣友好関係に則って、協力して前向きな解決を図ることで一致した。
両首相は、貿易、交通運輸、財政、銀行といった各分野で両国の協力関係をより深く効果的に実施するための具体的な措置などについても意見を交換した。また、国境画定作業を推進し、できるだけ早期の完了を目指すことで一致した。
カンボジア内務省は2017年10月、「規定に反し誤って交付された」として7万人の身分証明書を回収すると発表した。7万人の大半はベトナム系で、カンボジアで生まれ育ち母語がクメール語という人が多い。
これに対しベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は、「カンボジア在住のベトナム系カンボジア人は、同国の発展と両国の伝統的な友好関係の育成に多くの貢献をしてきた」との認識を示し、カンボジア政府が引き続きベトナム系カンボジア人の合法的権利を保証する措置を取るよう要請していた。