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- 国内6省・市を通過、中国との連運強化
- 東西経済回廊の輸送需要に対応
- 投資総額は約1.2兆円、30年完成予定
ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を開催した。東西経済回廊の輸送需要に対応するとともに、ベトナムと中国を結ぶ国際連運の強化につながると期待される。
同鉄道の距離は本線が390.9km、支線が27.9kmで、単線・軌間1435mmを採用し、旅客と貨物の混載輸送に対応する。
設計時速は、区間によって80~160kmとなる。同路線は、◇西北部地方ラオカイ省、◇北部地方フート省、◇ハノイ市、◇北部地方バクニン省、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省、◇同ハイフォン市の国内6省・市を通過する。なお、起点は中国鉄道と接続するラオカイ省、終点はハイフォン市カットハイ特区のラックフエン港駅となる。
同案件の投資総額は203兆2000億VND(約1兆2200億円)で、公共投資方式により実施し、2030年の完成を目指す。進捗確保のため、建設省は第1サブプロジェクトと第2サブプロジェクトを並行で実施する。
第1サブプロジェクトは、駅前広場と駅接続のインフラを整備するもので、投資額は3兆2980億VND(約197億円)。道路網から全21駅への接続に必要な技術インフラを整備する。
第2サブプロジェクトは、鉄道本体の建設で、投資額は155兆5030億VND(約9300億円)。2026年中に所定手続きと入札を完了し、同年12月から2030年まで施工する計画となっている。
このほか、用地収用・立ち退き補償・住民移転、110kV以上の送電設備移設に関する各サブプロジェクト(第3~第10サブプロジェクト)については、地方自治体とベトナム電力グループ(EVN)が手続きを進めている。
中国の支援のもと、同事業のプレ事業化調査(プレFS)が完了しており、事業化調査が積極的に進められている。中国側は、ベトナムと緊密に連携し、技術設計の実施を進め、プロジェクト全体の円滑な推進に向けた強固な基盤を築くことを確認した。
・ 12月19日、全国で234案件を一斉に着工・竣工 総額20兆円 (2025/12/18)

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