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- 2月に続いて2回目の共同パトロール実施
- ベトナムから3隻、中国から3隻が参加
- 密輸や貿易詐欺、不法出入国が多い海域
ベトナム海上警察と中国海警局は22日、東北部地方クアンニン省モンカイ市と中国広西チワン族自治区防城港市の東興市の国境海域で共同パトロールを実施した。
両者はこれに先立つ2月5日、国境海域で共同パトロールを初めて実施した。今回の共同パトロールは2回目となる。
今回、ベトナムからは3隻、中国からは3隻の船舶が参加した。共同パトロールの対象海域は、トンキン湾(ベトナム語名:北部湾)の国境線のポイント1からポイント9までと設定されている全長102海里(約189km)の海域。同海域は、両国の間で輸出入や物品のやり取りが盛んで、密輸や貿易詐欺、不法出入国といった違法行為が多い海域となっている。
ベトナム海上警察はパトロール中、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)規制に違反しているとして欧州連合(EU)がベトナムに出している警告措置(イエローカード)の解除に向けて、IUU漁業規制を厳守するよう漁民に積極的に呼び掛けた。
両国の海上警察当局は2024年から四半期に1回、両国の安全秩序の維持と法執行の確保、伝統的友好隣人関係の維持と発展への貢献などを目的として、国境海域で共同パトロールを実施することにしている。