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- クオン氏がドンタップ省党委書記に
- 汚職対策で地元出身者を任命しない方針
- 今後は人民委主席などの職務にも適用拡大
南部メコンデルタ地方ビンロン省共産党委員会のゴ・チー・クオン書記は、政治局の指定により、同地方ドンタップ省共産党委員会書記(2025~2030年任期)に転任する。決定は1日に発表された。
クオン書記は1967年生まれの58歳。ビンロン省出身で、政治経済学士号、行政学士号を有する。
経歴について、旧チャビン省共産党委員会組織委員長、同省チャビン市共産党委員会書記、同省共産党委員会副書記、同省共産党委員会書記を歴任した。2025年7月、新ビンロン省(旧ビンロン省、旧ベンチェ省、旧チャビン省)共産党委員会書記に就任した。
今回の転任の背景には、汚職・違反防止対策の一環として、政治局が各レベルの共産党委員会書記に地元出身者を任命しない方針を固めていることがある。
これに関連し、トー・ラム書記長は、調査の結果、近年違反が発生した地方の多くは、書記が地元出身者であることが違反の主な要因になっていたと指摘した。
ラム書記長は、共産党委員会の幹部に地元出身者を任命しないという方針は、すでに共産党委員会書記、警察署長、裁判所長官、検察院検事総長にも適用されており、今後は人民委員会主席などの職務にも適用を拡大していくと明らかにした。