(C) 日本板硝子, VSG敷地内 超薄板ガラス用フロートライン建屋 |
日本板硝子株式会社(東京都港区)は7日、ベトナムで超薄板ガラス(UFF)用フロートラインを新設し、今年6月から生産立ち上げを行い、今年下半期より本格生産をスタートすると発表した。
設置場所は、東南部バリア・ブンタウ省にある同社100%子会社「NSGベトナムスペシャルグラス(VSG)社」敷地内。今回の新設により、日本板硝子グループの超薄板ガラス用フロートラインは日本(舞鶴)1基、ベトナム1基の2窯体制となる。
日本板硝子のUFFは、これまでも中小型液晶用基盤として広く使用されてきたが、タッチパネル用基板ガラスおよびカバーガラス(ソーダライム組成)としての使用が急速に拡大している。同社は今後のグローバルな需要増に応えるべく、UFF用フロートラインの新設を決定した。
なお、同社は2011年に5月にベトナムでのタッチパネル等用途向け超薄型ガラス用フロート窯の増設計画を明らかにしたが、その後、延期を発表していた。
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