ビントォアン省共産党書記事務所は18日、今月始めに起きた乱射事件は警察官が起したものだと初めて認める発表を行なった。この事件は今月7日、同省内に勤務する機動警察官6人が、仕事のあと酒を飲み、午後10時30分ごろ帰ろうとしたところ6人のうちの1人チュック(男性、21)のバイクの後輪がパンクしてしまった。チュックと仲間5人はしかたなく修理屋までバイクを引いて、すでに閉店したバイク屋の入口をドンドンたたき始めた。
しかし、バイク屋の主人フーさんは、こんな深夜だし、眠いので修理を断った。その時である。この警察官6人は、無理やりドアをあけ、殴り合いになり、近所の人も大勢出てきた。挙句の果てには、警察官の1人が拳銃を取り出し、逃げる民間人を向かいの家の中まで追いかけ拳銃を乱射、20発あまりを発砲し、向かいの家の住人のホンさん(女性)が負傷した。省党書記事務所では、関係した6人を処分するよう省公安に指示している。