ホーチミン市内で16日午後2時20分頃、3区8月革命通りとボー・バン・タン通りの交差点で、突如1人の老婦人が交差点の真中で、叫びながら次々にベトナムドン紙幣とユーロ紙幣をばら撒き、付近が大渋滞となる事件が発生した。警察の調べによると、この老婦人はフランス国籍の越僑(海外在住ベトナム人)で、痴呆の症状が見られるとのこと。出動した特別警察113部隊と地元公安は、ばら撒かれた紙幣を回収したが、その総額はベトナムドン紙幣約9億ドン(約6万2,000円)分と500ユーロ紙幣209枚(約1,400万円相当)にも上った。