ホーチミン市検林支局機動捜査隊は31日、市内ビンタン区の民家で希少動物を含む、野生動物多数を押収した。捜査隊が民家を捜索すると、イグアナのようなオオトカゲやヘビなどが、次から次へと発見され、まるで動物園の爬虫(はちゅう)類館のようだったという。結局、オオトカゲ73匹、カメ75匹、ヘビ76.5キログラムなどを押収した。この中でオオトカゲとヘビは絶滅種や希少種を記載したレッドブックで指定されている希少動物だった。
民家の主人によると、これらの野生動物は市内のレストランに卸し、丸焼きにされ、酒飲みの間では精力のつく「おつまみ」として人気があるという。また酒に漬け込み、レッドブック記載の希少オオトカゲ酒や、希少ヘビ酒としてプレミア価格で取引されている。