ホーチミン市社会悪取締支局はこのほど、「キッチンのないレストラン」から営業許可書を剥奪するという発表を行なった。これはどういうことかというと、レストランとして営業許可書を取得しているにも関わらずキッチンがない、つまり実際にはレストランという名目でビアオム(関連ニュース参照)などの風俗店を営業している店舗を取り締まるということである。
しかし、結局こういう取締りは、風俗店が簡易キッチンを適当に建物の片隅に置いて対応すれば終わってしまうイタチごっこの一幕であり、このような例はこのほかにも「ウイスキーなどアルコール度数30度以上の酒類販売禁止令」には、ウイスキーのボトルを一切置いておかず、ウイスキーを急須に入れベトナムらしく、ちょうどお猪口ぐらいの茶飲みグラスで飲むというようなものがある。結局は「ああくれば、こうする」なのである。