今月に入り、テト(旧正月)の帰省列車のチケット販売が開始されているが、南部の終着駅であるサイゴン駅(ホーチミン市)では、例年通り駅近辺に列車チケットのダフ屋が出現、定価の数倍でチケットを違法に販売している。
テト帰省列車のチケットは、(1) まず当日販売チケット分の整理券を購入希望者に配り、(2) 駅員が整理券に人民証明書(CMND / 身分証明書)番号と購入者の氏名を記入、(3) 購入希望者は整理券と人民証明書を持って販売窓口でチケット購入、という手続きが必要。そのため、理論的にはダフ屋が存在する余地は無いはずであるが、駅員がチケットを違法に横流ししているか、ダフ屋がチケットの印字を薬品処理し書き換えているのだという。